🌰秋合宿1日目🍂
10/28日。その日、彼らは日本の北に位置する絶海の孤島に立っていた。ドンデン山荘を出発した彼らの目の前には霧に包まれた景色が広がっていた。
先が見えない中しばらく進むと、そこには数々の景色が広がっていた。さすがは秋の佐渡と言ったところであろう。紅と黄色に彩られたそれらを横目に、霧を'きり'さいて突き進んだ。ん、滑っている?そう、このあたりの道は紅葉や濡れた木の枝が散りばめられたかなりの悪路で、足を取られることが多かった。
"鮮やかな紅葉のグラデーション"
"燭台禿(!?)"
※このブログを読み進めると答えがあるかも?
そして一行はこの日の最高地点である金北山に向かった。そこではこの日1番の坂道が彼等を襲った。汗か雨か分からない水が頬を伝う中、一行はなんとか山頂にたどり着いた。
到着!!!!
その後、交流センター白雲台に降りて凸凹道を歩いた。くねる道をひたすら歩き、1日目のサイト場へと到着した。この時は一時的に霧が晴れており、久々に青空を拝むことができた。
⛰️2日目🏔️
この日は佐渡金山へと向かった。昨日に引き続き序盤の道は濃霧に苦しまされたが、徐々に日差しが雲の隙間から姿を現すようになった。
道中の景色がこちら。あまりに"良い景色"すぎて
'言葉を失った'。
佐渡金山到着!!!!
洞窟のような佐渡金山の中。
外から見た佐渡金山の洞窟。ここは「道遊の割戸」という場所の真下で、そこでは岩と岩がぱっかーんと割れているのだ。決して"すしざんまい"をしているわけではない。
道遊の割戸の近くで撮った1枚。
佐渡金山は世界遺産への推薦が決定しており、実際海外からの観光客も少なからずいた。近い未来が楽しみである。
🌊3日目🌊
合宿も残すところあと2日となった。この日は天候にも恵まれ、絶好のロード日和となった。
前日までとは違い、'青が澄んでいる'(?)
feat.北沢浮遊選鉱場。
海から来る潮風が気持ちいい。
弁慶のはさみ岩
そして、尖閣湾揚島遊園に到着した。
ここは突起の多い岩場であり、夏合宿で行った八ヶ岳のキレットを彷彿とさせた。
下の写真に映る白い鳥はウミネコである。この鳥はワンダーフォーゲルの由来である「渡り鳥」ではなく、日本に留まり続ける「留鳥」である。ふむ、君たちも私達と共に旅をしないか?
🦆「だが断る」
その後、昼休憩を挟んで一行は波蝕甌穴群(はしょくおうけつぐん)に到着した。1日目の燭台禿(しょくだいはげ)といい先程から何かと漢字が難しいのはさておき、波で削られた奇岩で構成された地形には目を見張るものがあった。
危ないっっ!!!
危ないっっっっっ!!!(その2)
この後バスが来るのを待って3日目のサイト地へと向かった。
🏝️4日目🏝️
ついに合宿最終日を迎えた。3日目までの反省を踏まえ、一行は最後の気力を振り絞りながら終点の「弾崎灯台」へと向かった。
サイト地から出てすぐの場所の写真。白く細長い雲は地元の方曰く「龍神雲」と呼ばれ、昔から願いを叶えるとか叶えないとか。
与謝野晶子の夫、与謝野鉄幹が書いたと思われる石碑。
こちらは海府大橋からの秋山の景色。
外海府海岸から見る海は絶景だった。
そして一行は大野亀へと到着した。他の地形とは一線を画して隆起するその地形は、まさに「亀」の名を冠するにふさわしい姿だった。
大野亀の上からぱしゃり
大野亀からの分岐でルートを確認中…。
そして、若干1名顔がタヒんでいる者がいるが無事に弾崎灯台へと到着した。
こうして、R6年度秋合宿は幕を閉じた。次の決戦時は春。中央大学ワンダーフォーゲル部の戦いは続く…。
次回の投稿もお楽しみに。
〈あとがき〉
この合宿に関わっていただいた全ての方々に改めて感謝を申し上げます。今後も精力的に活動していく予定ですので、是非いいね・フォロー等していただけると嬉しいです。