元祖 速弾きの人。 | 5番の日記~日々好日編~

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気の向いた時に気の向いた事を勝手に書いています。
よってテーマは剛柔バラバラです。



テン・イヤーズ・アフターのギタリストだったアルヴィン・リー。
バンド解散後に「アルヴィン・リー&テン・イヤーズ・レイター」名義で発表した
『Ride On』(1978年)

ただし…旧メンバーは1人もいません。

アナログ時代のこのアルバムは、A面がライブ、B面がスタジオ録音。
同じような曲をやってるんですが、ライブ、スタジオ録音共にテン・イヤーズ・アフターとは随分違います(アフターの方が演奏のクオリティが圧倒的に上)
しかし、アルヴィンのギターは枯れた感じに拍車がかかってやっぱりいい。

彼の名前が世界的に有名になったのは、あの1969年ウッドストック・フェスティバルです。
ギブソンES-335を抱え、エフェクトを使用せずアンプ直結で弾きまくるその姿によって「速弾き」が定着しました。

まぁ、速弾きと言いましてもいわゆる「スケール弾き」で速く見えるパターンですので、昨今の超速弾きギタリストを見慣れた若いファンには「はいー?」かもしれません…

しかし、この人の速弾きはあくまでも表現の1つの手段、曲の中の1要素にすぎず、速く弾く事が最終目的になっているイングヴェイやインペリテリとは違います。

私は曲芸ではなく音楽を聴きたいので。


2013年3月、アルヴィン・リーは68歳で亡くなりました。
公式な死因は「日常的な外科的処置後の予期せぬ合併症」と発表されています。