大昔ですけど、このブログで紹介した「ゆうれい談」
そのなかに、こんな話がありました
比叡山を登り、琵琶湖へ抜けるタクシーに乗ったところ
山を登っても登っても、車窓からは同じ景色
ぐるぐる同じところを回って、全然、通り抜けできない
結局、かなりの時間をかけて麓についたものの
運転手さんも、ため息ついて
「この辺は、よくこんなことがあるんですよ」と・・・
マンガでは、山岸涼子の友達も同じ経験をしており
アシスタントさんたちと、みんなで騒いでた
「うわ~~っ 比叡山って一体なんなの~~~」
でね・・・
最近、この理由がわかったのです
比叡山は、京都の鬼門にあり
鬼門封じのため、延暦寺があります(全山延暦寺)
鬼門封じをしているので、琵琶湖から京都には入りづらくなってる
と、同様、京都からも、比叡山を通り抜けるのは難儀
鬼門を通り抜けようなんて、無謀な挑戦なんですね
これが、昔の人(天皇)の知恵
風水というのは、単なる迷信ではなくて、生活の知恵
「西に黄色」みたいな、迷信になってるのもあるけどねー(笑)
全貌を知れば、理にかなったことが多い
結局、タクシーは琵琶湖に着いたけど
意味もなく「鬼門抜け」なんてするもんじゃない
・・・・って、何かが教えてくれたのかも知れないです(笑)
世界遺産、比叡山延暦寺
山頂から琵琶湖を臨む
山に登るのは、いいんですよ
でも、単なる山越えはお勧めしたくないです・・・・
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