逃げ腰、および腰の指導 | 中学理科教師のつぶやき

中学理科教師のつぶやき

中学校理科教師として25年。ひとつの意見として、ここに私の日々考えたことを記録していきます。同業の方、現役生徒、現役親御さんとのネットでの交流もできるといいですね。

 
生徒指導がうまくいかない原因の1つに
指導に当たる先生の逃げ腰、及び腰というのがあります。
 
生徒や学級の問題点に迫るとき
情報収集、指導、その後の観察と評価まで
確固とした見通しを持たずに手をつけると
ハテナマークを抱えたままの指導になります。
 
そうすると
 
その空気が生徒にも伝わって
「先生は何をやりたいの?」ということになり
生徒に不利益となったり
不快感を抱かせたときに
指導に対する不満から
生徒の反逆にあうことになります。
 
逃げ腰の先生と話していると
出てくるキーワードがあります。
「どうすれば良いかわからない」
「同じようにはできない」
「そこまではできない」
否定的で責任を回避する言葉です。
 
自分の間違いや責任問題を怖がっていては
中学生と勝負はできません。
 
中学生の問題に踏み込んで
問題を解決しようと思ったら
自分自身も傷つき血だらけになる覚悟
必要なんです。
 
そのような「傷」を負っても
ひるまない強さ
気にしない強さが
安心感につながる。
 
私自身はそのようにイメージしています。
 
「どうやっていますか」
「やってみます」
「このように考えていますがどうでしょう」
 
やらない、できないを前提としないで
やる、できるようになるを目指して
言葉を使う、行動を起こす。
やらかしたら、すぐに相談する姿勢で
指導に当たるのが、結果を出す秘訣ですなあ。
 
たいへんでしょうが
それが仕事というものです。