先日、占いブースに入っていて、手相をご希望のお客様が続きました。
「手相って、本やサイトで見てもよくわからない」
「本やサイトで自分で見たのと、人に見てもらうのって全然違いますね」
そうなんです。線や形を追っているだけでは
手相は読み切れません。
巷には本を一冊読んだだけで占い師を名乗る人もいます。
人の気持ちをわからないまま、お金をとって人の相談に乗ってしまう人がいます。
そんな人の占断は受け取らないでほしい。
月癸湖さんの体験談をご紹介させてください。
私は二重生命線があります。
それを、「 これがあるから無理しちゃうけど無理できちゃうし、まだまだ頑張れる 」って横浜の手相占いのおばさんに今年言われました(笑)
でも、つゆきさんは違ったの。
「 こんな細い華奢な手で、華奢な線で、こんな生命二重線。
これがないと倒れちゃうから支えるために出てきた線なのよ。
こんな手の人に、まだ頑張れるなんて、そんなこととても言えないし、言っちゃいけない・・・。
よく頑張ってきたね。
もう、頑張ったよ。 私が切なくなっちゃう。。。 」
そう言って私の手のひらを見て、涙してくださったの。
なんか、もう、「 それだけですべていいや、わかってもらえたからもういいや 」って思えるお話でした。
ほんとね、月癸湖さんのケースは悲しみ通り越して怒りさえ湧いてきましたよ。
この手を見て、どんな口がそんなこと言えるんじゃ！ってね。
占い師はまさしく玉石混淆。
街占の人でも、個人サロンを構えている人でも
神のような人や、あまりにあまりでこちらが心配してしまうような人(´・ω・｀)も
ピンキリ。
カードの類、命術のチャートもそうですが、
そこから立ちのぼってくるものを読み取るのが占い師。
なのでベースの知識も欠かせません。
それを組み立てる論理的思考も欠かせません。
クライアント様からお話を伺う対話術も欠かせません。
でも一番大事なのが、占断から得た
直感・印象を現実に落とし込むこと。
頭でっかちでも
夢見る夢子でも
占い師は務まらない。
私の手相の先生は、
占い師は勉強が好きなやつじゃないと、と仰ってました。
確かにその通り。
占い師は何ができるのか、という意識、
全体的に底あげしていきたいなぁ。
じゃないといつまでも低く見られてしまう。
それはそれで、敷居が低いという意味で
アリなんですけどね。
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