遅い報告ですが、今年もセロリを作っています。

セロリは、大変です。
真夏に種を撒き、4ヶ月鉢を変えてポットで育て、2ヶ月畑に放して、毎日水やり。
半年かかるのに、1株1000円行きません。

戦前から、セロリはトマトと共に作っていた野菜で、当時はとても高値で売れていたそうですが、今の時代、セロリは珍しくもなくなり、野菜サラダ等に入っていても目立たず、しかもおいしくないことが多いので、嫌われていることが多い。

しかし!!!
ブログで毎年のように書いてるかもしれませんが、島に来て最初に見た野菜がセロリで、その大きさやおいしさにびっくりして、感動した野菜でした。
ですから、「島の野菜」と言われて、まず頭に浮かぶのが、セロリです。
「本州のセロリは食べられないけど、島のセロリは食べられる」という人達が多く、毎年発送を頼んでくる人もいるくらいです。

大変な割に単価が安いセロリは、農業者が高齢化していくにつれて作り手がいなくなり、今では私の働いている農園でしか出荷しなくなりました。
ある意味、「島の伝統野菜」。

大変だけど、おいしいセロリがなくなってしまうのはおしい…という気持ちから、昨年から自分も栽培し始めました。
化学肥料、化学農薬をしようせず、島にあるものを使って土を肥やして育てて行くのは、本当に難しいです。
セロリは虫がつきやすいので、大量に栽培しているところは、大量の農薬を使っていると聞きます。
そうしないと、売れるセロリはできません。茎の間に虫が入り込んでしまって、内側を食べてしまうんです。うちの場合は、ナメクジです。
でも、味はオッケー。おかげさまで、出荷すれば完売してます。

一喜一憂しながら、また今年の反省をもとに、来年に活かしたいと思います。

でも…次のセロリって、もうあと4ヶ月後には種まきだ~あせる