10.26_56 | chuang16のブログ

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て言うのだった。その真人の顔はとても温かい笑顔だった。その笑顔を彼に向けて。そのうえで話しているのだ。第七話 洋館の中でその十一

「太陽の光が大好きだから」
「そう。それにね」
「それに?」
「向日葵の皆は今楽しんでるだけじゃないよ」
「ええと。その他には」
「わかるよね。今の皆の考え」
「うん、これはね」
 彼等が何を考えているのかをだ。希望はだ。
 彼等を見上げながらだ。こう答えたのだった。
「喜んでるね」
「どうして喜んでるの?」
「僕達に笑顔で見られて」
 それでだというのだ。
「喜んでるね」
「そうよ。笑顔ってね。皆感じるから」
「だからだねティンバーランド靴
ティンバーランド ブーツ
ティンバーランド
。そうだね」
「笑顔はね。誰が見ても嬉しいものだから」
 それでだというのだ。千春は。
 そしてだった。そのうえでだ。希望はだ。
 その千春も見てだ。言うのだった。
「笑顔も。今まではね」
「あまりなかったんだね」
「笑顔になれなかったよ」
 とてもだった。それは。
「友井君と。それとおばちゃんにだけはね」
「向けられたのね」
「本当に二人だけだったよ」
 それがこれまでの希望だった。笑顔はなかった。
 だがそれでもだった。千春は。
 その希望の笑顔を見てだ。そして言ったのだった。
「けれど今は千春ちゃんに」
「皆にもだよね」
「うん、笑えるようになったよ」
 そこまで変わったこともだ。今の希望はだった。
 喜べた。そしてその喜びと共にだ。
 向日葵達を見るのだった。そしてその感情を受けながらだ。千春と共にいた