ミツバチ気まぐれ日記616_蜜蝋商品調査 | 若葉マーク農園長のブログ

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シニア世代の自称「花咲か爺さん」が挑戦する新アグリビジネス「農蜂業」奮闘記

 10月26日開催の「とくしまマルシェ」出店時,お客様から蜜蝋商品の販売予定についてご質問を頂いた。
 
 伺えば,蜜蝋を使って化粧品(ハンドクリーム?)を自作したいそうだ。折りしも,当農園では,次回11月30日開催「とくしまマルシェ」出店時に蜜蝋キャンドルの販売予定だった。同時に,蜜蝋ブロックも販売も考えていたところだ。 しかし,ハンドクリームづくりにも利用可能な蜜蝋ブロック商品の大きさや販売価格をどうすべきか困惑していたところだった。

 商品調査を兼ねて,その方に教えてもらった店舗に足を運んだ。当該商品は化粧品コーナーのアロマ棚に並んでいた。商品の詳細研究のためにと,迷わず商品2品を購入してみた。


 当該蜜蝋商品は,薬の錠剤様を呈しており,やや黃色味のもの(黄蝋)と乳白色のもの(精製蝋)との2品である。5入りg商品は税込162円,50g入り商品が税込518円だった。蜂家からすれば,腰を抜かすほどの高価格だ。というのも,養蜂業者の蜜蝋買い入れ価格は黄蝋1㎏が900円だからである。1gあたり0.9円,5gなら4.5円,50gなら45円が仕入れ相当額だろう。その蜜蝋が,当該小売店では1g商品で36倍に,5g商品で11.5培に跳ね上がっている。それほど流通段階で高騰し,消費者は高く買わされていことになる。驚きだ。しかも,多くの場合蜜蝋は輸入品だろうから,さらに低価格で仕入れている可能性が高かろう。

 他方,当農園制作の蜜蝋キャンドル商品価格は1gあたり10円である。昨年,50gベア(熊)の蜜蝋キャンドルを500円で販売した。まあ,妥当な価格だといえるのではないだろうか。

 今季蜜蝋ブロック商品の販売価格は,黄蝋1gあたり8円に設定してみようか。

 http://www.farmmiyazaki.net/ (農園HPにGO)