宝の山 | 若葉マーク農園長のブログ

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シニア世代の自称「花咲か爺さん」が挑戦する新アグリビジネス「農蜂業」奮闘記

 昨日,知人のM社長が柿(カキ)の見学に来園してくれた。

 「宮崎農園は宝の山。イチジクもニンニクもこれまでにない味。」

 M社長の思いがけない言葉に,妻と顔を見合わせた。イチジクもニンニクも昨年まで自家消用のみで出荷経験がななかったものだから,「宝の山」発言にビックリ仰天。そういえば,当農園は,キウイフルーツ,カキ,レンゲ,レンゲ米,種なしスダチ,はちみつ,蜜蝋キャンドル,赤花ソバ,丹波大粒黒大豆,黒千石大豆,プチヴェール,行者ニンニク,ツクネイモ等が多種多様な栽培を手がけている。これらはもしかすれば宝の山かもしれない。特に,15本植栽のカキは昨年までもてあましている状態だった。収獲した果実を近所や知人に配るのだが,収穫したものはすぐ過熟してしまい,廃棄せざるをえない状態だった。また,樹上完熟させるとカラスの餌食となってしまう。今年初めて産直市に出荷しているが,これまでの間売れ行きは結構よかったものだ。まさか我が家のカキが金になるなんて‥。しかし,カキ全体の4割は傷物,奇形,完熟,過熟のため出荷できないしろものだ。その他の出荷物も同様である。これまで廃棄していたB級,C級品の利用は生産者にとって大きな課題となっている。

 「出荷できないものなら,柿酢をつくってみてはらどうか」

 「えっ,柿酢?」。これは初耳だ。M社長から詳しく説明を受けた。後日柿酢関連の解説本も届けてくれるという。廃棄するよりましだからと,近日中に柿酢やキウイフルーツ酢に試験的に挑戦することにしよう。

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