年末に限定CDのAmazonでの転売の問題を取り上げましたが、
スターバックスでもおめでたい新年に限定販売の福袋を100個以上買い占めた者がいて、この者以外、購入出来なかったとか…。
つまり、このグループ(報道では二人)以外の寒空に並んだ人たちが買えなかったということです。
これに関しては、会社の仕切りの悪さを感じますが、
お詫びのコメントがないのは残念ですし不思議です。
買い占め→転売ということは、日本人だけではなく、日本に来ている外国人の間でも行われていることを、
テレビの特集で見たことがありますが、
人海戦術をされたら、規制も難しいといったところです。
しかし、1度買ってもう1度最後部に並ぶとか、今回の買い占め問題は、とっさの判断が出来なかったことが問題だと個人的には思いますが、
最終的には企業の倫理観が問われるのではないでしょうか。
私は、40年以上、入手困難品、限定物、チケットなどを入手する場面に出くわし、詳しい面もありますが、
近年の買う側の道徳観、企業側の倫理観の乱れには、恐いものを感じています。
インターネット、SNSの利用が広がって変わってきたことは間違いありません。
インターネットで特に大成功をおさめているAmazonさん。
トップの企業に登りつめたのですから、新しいインターネット販売のあるべき倫理観も作っていただきたいのですが、
個人的には、悪いお手本も目立ってきたと感じています。
ここ数年、Amazonさんは変わったと個人的に感じています。
その中でも、日々、堂々と転売されている行為は見逃せません。
転売が行われているのに、その転売行為を企業が積極にバックアップしていると思われても仕方ないAmazonさんの姿勢は問われるべきだと思います。
特に人気商品、限定物ですが、
一見、慣れていない人が見ると、Amazonが販売しているように見える画面が大問題です。
実は、Amazonが販売している物ではなく、仲介しているだけの商品も多数あるからです。
ヤフーなどのオークションならば、買う側もそれを承知のうえで納得して買えば問題ないのかもしれません。
しかし、Amazonの画面は値段が定価、希望小売価格ではなく割り増しになっているのに、気づくのがひじょうに難しい画面表示になっています。
このことは、私のまわりの多くの方々にも画面を見てもらいましたが、
気づく方がゼロという結果に。
限定物や人気商品は、「あった!」と安心する前に買う側は元の値段を必ず調べておく必要があります。
納得のうえでご購入ください。
年末、限定CDの問題を取り上げましたが、例えばオモチャ類もそうです。
年末公開され大人気の「スター・ウォーズ」商品。
Amazonとしては、売り切れ状態なのですが、
売り切れのはずの新商品が100点以上も中古コーナーの商品として出品販売されています。
中古ではなく、発売されたばかりの新品。
発売されて、すぐに転売・・・しかも発送はAmazonの倉庫??
これはいったい・・・どういうこと?
インターネットでAmazonで購入し、そのまま転売するということ?
私が年末にオススメしたタカラトミーのBB-8の中古販売の画面を見ると、ほぼ全てがAmazonの倉庫から配送されるシステム。
もっとも、あまりにも大量に商品の転売が行われたために値段は高騰していません。
Amazonさんは、Amazonさんが直接販売する画面と、中古の画面をわけるべきだと思います。
また、明らかに毎回、毎回、限定物、人気商品を転売する者には、販売方法を考えるべきではないでしょうか。
インターネット、SNSは、私たちに今までにない素晴らしいものをもたらしてくれました。
その一方、副作用もたくさん生まれていて、闇が深い…。
その闇は、必ず人の心に重大な影響をあたえます。
便利は大歓迎ですが、やはり売る側も買う側も道徳観、倫理観をもっと考える必要があるのではないでしょうか。
そしてまわりも監視をしていく必要があるのではないでしょうか。
今年、最初の疑問は、インターネットにより当たり前になっていく素人参加型の転売行為についての疑問でした。