(今回は三角点と桑実寺には行きませんでした)
前回 観音寺城①はコチラ
この道をまっすぐ行けば本丸に着くのですが、
途中で竹薮のほうへ左に曲がると
石階段、どーーん!!
石段どーんの先が本丸です。
本丸の見所その1
土塁
“石段どーん”のすぐ脇にある土塁
木の盛り土に見えますが、縄張図にちゃんと示されています。
こんな低い土塁じゃ満足できないって方にはコレ!
縄張図では石垣で描かれていますが、見てのとおりです
裏側に少し石垣が残っていますし、下の曲輪に石がゴロゴロ転がっていたので、
外側だけ石垣だったのかもしれません。
本丸の見所その2
礎石
ここに建物が建っていたんですね~
礎石の間隔はだいだい約2m(1間)と聞いたことがあるのですが、
左の写真は1間もないですし、逆に右の写真はあたりに礎石が見当たりませんでした。
本丸の見所その4
食い違い虎口 (本丸から)
同 (本丸外から)
食い違い虎口!!
本丸外からの写真で右側の石垣は左側と違って階段状になってるので、
「崩れちゃったのかな?」と思ったんですが、食い違い度合いを見るとそうでもないですね。
本丸の見所その5
“井戸跡”と書いてありますが、現在でも水が張っています!
最初、石室かと思いました!
こういう石で囲われている井戸なんて見たことないので驚きました!ヾ(@°▽°@)ノ{すごーい!
興味津々で井戸の中を覗き込んだら「水の中に入っちゃダメだよ」とか色々言われたよ。
もう、お決まりだよ
本丸の見所その6
溜枡
現地で見たときは「井戸にしては変な形してるなぁ、雪隠かな」と思ったのですが、
これは溜枡(ためます)の跡だそうです。
この言葉ははじめて聞きました!他にも見られるお城あるんかな?!
『溜枡とは・・・
屋外にある配水管の合流地点や屈折地点などに設ける枡。
水に混入した土砂などを溜めて取り除きやすくする』
つまり観音寺城には配水管があったということで、
暗渠(あんきょ)跡もあったそうです{聞いてないよー
『暗渠とは・・・
溝渠のひとつ。
表に設けられているが蓋がしてある、または地下に設けられた地上から見えない水路。
溝渠は状態により暗渠、開渠、側溝などと区別される』
六角氏って「あっさり信長さんに負けた人」という印象が強いのですが、
信長さんに先駆けて(中世城郭で)初めて石垣を用いた城を築いたり、
楽市楽座をはじめるなど、前衛的ですよね
次回 観音寺城③はコチラ