【映画】最終目的地への旅!裏の葬儀屋が活躍する「素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店」
久しぶりに面白い映画を見たので読者の皆様にも是非見て欲しいと思い、この映画をご紹介します。
オランダの大富豪が自殺ほう助を裏稼業とする謎の旅行代理店を訪れたことから、巻き起こる騒動を描いたコメディ映画「素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店」を見ました。
監督は「キャラクター/孤独な人の肖像」で第70回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したマイク・ファン・ディム監督。オランダの大富豪で何不自由ない日々を送るヤーコブを「LOFT 完全なる嘘(トリック)」などに出演しているコメディ俳優として知られる「イェルーン・ファン・コーニングスブリュッヘ」。そのヤーコブと目まぐるしく巻き起こる騒動を繰り広げる羽目になるヒロインを「人生はマラソンだ!」などに出演した「ジョルジナ・フェルバーン」が演じます。
以下、予告ムービーです。
オランダの大富豪の息子ヤーコブ(イェロン・ファン・コーニンスブルッヘ)はお金持ち。豪邸には執事や庭師も抱えきれないほど多くの人が従事し、何一つ不自由ない生活を送っていました。
ところが母の死をきっかけに生きる意味を見いだせずになり、自殺ほう助を手助けする“裏の葬儀社”に自分殺しを依頼します。
"裏の葬儀屋"は、「最終目的地への特別な旅」のプランと称し、どのタイミングで死ぬかわからないサプライズコースなど、依頼したお客様を人生最高の状態であの世に送るプロ集団。
遊園地でジェットコースターを楽しんでいる最中や、湖で趣味のボートで釣りを楽しんでいる最中に突如、依頼主を"あの世"に送ります。
ヤーコブは、同じコースを選んだアンネ(ジョルジナ・フェルバーン)に出会い、一緒に死のタイミングを図りますが、次第にそのアンネに惹かれ、心境が変化していき・・・。
まず、この映画は初めて言っておくと、死というテーマを題材に扱っているにも関わらず、あくまでコメディ映画なので見ていて暗いムードや重苦しい空気は全くありません。
葬儀屋は人生を最高に終わらせるためのプロ集団であり、そのフィナーレを迎えるために、派手なカーチェイスをするのは契約外だと二人がいきりたっているシーンは笑えてしまいます。
また、この映画の見どころの一つに大富豪ヤーコブが所有するマニア垂涎の名車を見ることができます。ファセル・ヴェガ・HK500やポルシェ356・スピードスターなどが駆け巡る映像は必見です。
映画で流れるアントニオ・ヴィヴァルディの「四季 秋 アレグロ」、「NISIDOMINUS,RV608」も主人公の心の琴線に触れるように流れるので、必見です。
皆さん面白い映画なので是非見てみてください。オススメです!
映画:素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店
監督:マイク・ファン・ディム
脚本:マイク・ファン・ディム
出演者:イェルーン・ファン・コーニングスブリュッヘ、ジョルジナ・フェルバーン、ヤン・デクレイル、ヘンリー・グッドマン
上映時間:105分
制作国:オランダ
【ストーリー】
★★★★★
【キャスト】
★★★☆☆
【演出】
★★★★☆
【ビジュアル】
★★★★☆
【音楽】
★★★★★
written by たみと(たー)