鴨と酢飯 | らおぱんと呼ばれて

鴨と酢飯

今日はやっと午後遅くなって、陽が差すようになりました。

夕方、先ずシャワーを浴びてビールを一本飲みながら、久々に夕闇が降りていく時間を過しました。

らおぱんと呼ばれて-夕暮れ

その後で昨日 苦汁を舐めつつ、果たせなかった外出を実現するに至ります。

まあ、別に大したことじゃないんですけど、、。

ショッピングモールではブラブラしながら腹具合を見ていました。DVDなどを物色しつつ、晩飯は何にしょうか考えていたのです。

で、今夜は寿司を食べることにしました。オバサンがしこたま硬く炊いた昼の飯が、胃の中にまだ多少残っているので、正直なところ時間的にご飯ものは避けたいところです。

しかし、限られた選択肢のうち最近ご無沙汰なので、消去法的にそこになりました。

もちろん寿司といってもcirculation式の方です。もうこちらではアノ形態こそ寿司屋、という理解が暗黙のうちに根を下ろしています。

あの長大なベルトを巧みに駆動させる大掛かりなメカのため、寿司屋とは大そう投資のかかる飲食業という認識を持ってるようです。

カウンターを前に、寿司職人が腕を振るう一般的な寿司屋の話をすると、なんだ寿司の屋台もあるのか、、と、食のカーストというものを全く受け入れない姿勢を前面に出してきます。やはり唯物主義なんですね、、。

さて、いつも行く寿司屋もご多分に漏れず、巨大な循環ベルト駆動メカを中心に据え、居酒屋メニューや麺類と豊富な品揃えに、巨大画面でMTV流しっぱなしという、寿司屋の範疇に物量の限りを投入した装いの店です。

はっきり言って不味いです。 生のもの少ないです。 マヨネーズ一杯使ってます。

と、3拍子揃っているんですが、仕事はわりと丁寧で清潔感があり、とりあえず時々来ています。

それからシャリはそこそこの出来で酢の量もばらつき無く、小さく握りますね。その辺は評価に値したので一応会員証なんてのも作りました。

生ものが少ないのは理解できます。やはり一般的に生食をしない人たちですから、、。

逆に生食を中心にした食文化の寿司で、どの程度火の通った食材からメニューを作っていくかに興味を持ちました。

で、その中でも"ほほーっ"と関心に値したのはこれです。

鴨肉の握り。

らおぱんと呼ばれて-鴨握り

いや、日本でもどっかの創作寿司かなんかでやってて、それを真似したのかも知れませんよ、、。
お蕎麦屋さんなんかでやっても良さそうな気がしますよね。でも2~3年前になりますか、少なくとも私が食べたのはこの店が初めてです。

正直なところ、なかなか良いところに目をつけたなと思いました。

つまり、中華で食材としての鴨肉を利用することと、鴨肉そのもが鉄分の多い血の味がするため、酢飯と良く合うことなどです。

ちなみに写真で手前の脂肪部分に黒いカスみたいなのが見えますが、これは海苔が飛んだものでは無く、黒胡椒です。また海苔が湿っていますが、タレのようなものが少しかかっていますね。

食べてみると、酢飯の味と黒胡椒で鴨肉の血の味が緩和され、鴨肉そのものの味が引き出されて、シャリと一緒に味わえるような感覚です。

肉も柔らかく火が通っており、シャリとほぐれ具合のバランスも取れています。

残念なことにこの寿司以外の創作モノは、マヨネーズの乱用で食べる気にならないのですが、これだけはいつも気になる一品です、、。

やっぱりどっかの真似したのかな、、、?。


寿司屋では9皿ほど食べて、その後マックへ行き一休み。偶然タクシー乗り場に3輪バイクが現れましたので、乗って帰りました。

らおぱんと呼ばれて-3輪バイク

久しぶりに夜風が気持ちよかったです。