鶏むね肉のしょうが焼き定食・レシピ

Yahooブログの過去記事からの転載です。初出：2009/9/7(月)
※過去記事は、２、３日後に過去の日付にして記事の場所を移動しています。

この間ご紹介した、「チキンのマリネサンド」のマリネ方法を応用して、鶏胸肉のしょうが焼き定食を作りました。
鶏胸肉は安くて、あっさりした味がいいけれど、パサパサした食感が気になります。
そこで、玉ねぎと白ワインなどのマリネ液に漬け込んでマリネすると、玉ねぎのたんぱく質分解酵素が、鶏肉のたんぱく質結合組織に働きかけてお肉を柔らかくしてくれます。


先日のチキンサンドは、マリネしたお肉を、塩、こしょうの味だけで焼いてサンドイッチにしました。
このマリネ液に、しょうがやしょうゆを加えて漬け込んで、しょうが焼きのたれをからめて焼いたら、柔らかい鶏肉のしょうが焼きができないものかと試してみました。


鶏胸肉はあらかじめ肉たたきで叩いて（なかったらワインボトルの底などでも＾＾）、柔らかくし、厚みを均一にします。
玉ねぎのすりおろし、白ワイン、サラダ油のマリネ液に、しょうがの絞り汁、しょうゆを加えて鶏肉を１時間ほど漬け込みます。
表面の水分をキッチンペーパーで拭き取って、片栗粉（たれをからみやすくします）を薄くまぶしてフライパンで焼いて、かけだれをからめてできあがり♪
照り照りの、鶏胸肉のしょうが焼きができました（＾＾）


玉ねぎのマリネ効果で、胸肉が柔らかくなって食べやすいしょうが焼きでした。
ボリュームたっぷり、ごはんにぴったりな感じです。
鶏胸肉って、大きくて安いのがいいですね（＾＾）


鶏肉が豚肉や牛肉に比べて淡白なのは、鶏肉は脂肪が筋肉組織に入り込まないためだとか。
皮の部分に脂質が多くて、お肉部分にはあまり脂肪がありません。
なので、鶏肉は皮を取り除けばびっくりするくらいカロリーダウンできます。


鶏むね肉の場合、皮付き（100g）が191kcalなのに対して、皮なし（100g）では108カロリーと、83kcalも低くなります。（もも肉も同じです。200kcal→116kcal）
カロリーが気になる方は、鶏肉の皮をはがして調理すると、ごはんが余分に食べられて良いかもです（＾＾）


ちなみに鶏むね肉と、鶏もも肉ではむね肉の方がヘルシーなイメージがあります。
でも実は、カロリーはどちらもそんなに変わらないんです。
鶏むね肉191kcal（皮付き・100g）：鶏もも肉200kcal（皮付き・100g）と、その差はわずか９kcalです。（五訂食品成分表2005　女子栄養大学出版部　より）
お肉に含まれる脂質の量が、むね肉1.5gに対してもも肉3.5gと、もも肉の方が脂分が多いので、むね肉はあっさり、もも肉はしっとりした食感になるようです。


あっさりして安いむね肉、柔らかくおいしく食べたいですね（＾＾）




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◆◆◆　鶏むね肉のしょうが焼き　◆◆◆

〈材料〉（２人分）
鶏むね肉　　　　２枚

◇漬けだれ（マリネ液）◇
　白ワイン　　　　大さじ１
　玉ねぎ　　　　　１／４個
　サラダ油　　　　小さじ１
　しょうが汁　　　小さじ１
　しょうゆ　　　　大さじ１

◇かけだれ◇
　酒　　　　　　　大さじ２
　しょうゆ　　　　大さじ３
　しょうが汁　　　大さじ１
　みりん　　　　　大さじ１
　砂糖　　　　　　大さじ１

片栗粉　　　　　　適宜
サラダ油　　　　　適宜


〈作り方〉
１、鶏むね肉は、肉たたきで全体を叩いて厚みが均一になるよう広げる。
かけだれの材料を混ぜ合わせておく。

２、玉ねぎはすりおろし、漬けだれの材料を合わせ混ぜ合わせる。
（１）の鶏肉を漬け、１時間ほど置く。（１時間～１晩置いてもOK）

３、（２）の表面の水分、玉ねぎをキッチンペーパーで軽く拭き取り、片栗粉を薄くまぶす。

４、サラダ油を熱したフライパンで皮目から焼き、焼き色が付いたら裏返して蓋をし、弱火にして中まで火を通す。
かけだれの材料を回し入れ、鶏肉にからめながら少し煮詰める。
鶏肉を取り出し、たれをさらに少し煮詰める。

５、鶏肉を取り出し、包丁で切り分けて皿に盛る。
フライパンに残ったたれを回しかける。

※玉ねぎを大１／８から→１／４に変更しました（８／７）



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