F1 韓国グランプリ 決勝 | ほぼ週刊チョロQ通信

F1 韓国グランプリ 決勝



 雨で良かったんじゃないか。

 スピードも抑えられて、強烈なトラクションとダウンフォースで路面がダメージを受けるのを、少なからず避けられたはずだ。

 また、滑りやすい路面も雨で露呈しなかった。


 レッドブルは残念だった。

 ヴェッテルのエンジンブロー、エンジンは何基残っているんだっけ?

 ウェバーは見事にコンクリートウォールの餌食になった。やはりセクター3のコースぎりぎりのコンクリートウォールは鬼門だった。ヴェッテルも二本目のストレートでオイルを吹きながら止まる所を探して、やっとストレートエンドに近い開口部に止めたけど、あれもランオフの全くない途中のコンクリートウォールの前で止まったら、きっとSCだっただろう。

 しかし、このサーキットのプローモーションビデオ を見ると、本来ははかなり広いランオフエリアが設定される予定のようだ。どうやらランオフにまで工事の手が回らず、止むを得ず今回はコースぎりぎりにユニット式のコンクリートウォールと金網を設置したらしい。

 

 テレビ中継を見ていて、メインストレートとは別の場所にそこそこ立派なピットがあるのに気が付かれた方もいるのでは?今回のメインストレートにはDHLの黄色い看板、もう一つのメインストレートにはUBSの白い看板がコース上に設置されており識別できます。

 で、このUBSの方のストレートがパーマネントコースのメインストレートのようです。どうやら3本目のストレートとセクター3のクネクネエリアを結んだ部分が普段使われる部分で、今回使ったストレート、ピットロード、ピットビルなどの付帯設備はF1専用で普段は使われないらしい。これもPV を見ると良くわかります。

 もしかしたら、この部分は一部一般道(になる)なのかもしれない。何しろこのサーキットの周りをこれから開発して、ビル郡やマリーナを作ろうと言うのだから。しかもそのビル郡の予定地はトラックの内側にあるので、セクター3の途中からターン3までの間は一般道として利用されるんじゃないか・・・。そんなレイアウトです。