唐突ですが、私はたらこのおにぎりが大好きです。
おにぎりを見るといつも思い出すことがあります。もうかれこれ20年ぐらい前なんですが、当時関わっていたボランティア団体の国際会議に参加するため1ヶ月以上スイスの山奥に滞在したことがあります。
世界各国からの参加者がいるので、時々それぞれの国がホストとなりパーティーを開きます。もちろん日本もジャパニーズパーティーを開きました。今でこそ日本食はヘルシーだと人気ですが、当時はまだまだ未知の世界。調理をしているときから見学者が遠巻きから(笑)。
さて、一体何を出そうか?現地に持ち込んでいる食材は限られています。寿司なんてもってのほか!
…で、おにぎり。
あとはなんだったか忘れました(笑)。確か緑茶を最後に出しました。
そしてパーティーが始まるやいなや、おにぎりを見た参加者が口々に…
「これは食べられるのか」
「紙か?」
そう、海苔に驚いているんですよ。真っ黒いペラペラした紙が食べ物に見えないんですね。そして緑茶も「苦い」と大騒ぎ。
なんでこの良さが分からないかなぁと日本人は笑ってましたけど、そりゃそうですよね。今になると分かります。得体のしれないもの、分からないもの、って怖いし、美味しいと思ってないから不思議な味ですよね。
でも、その中でも親日家だったり既に信頼関係を築けていた人たちはとても興味津々、友好的なんです。ちょんたが作るなら食べるよ、的な。
何事も信頼関係なのかなって。
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