骨シンチの恐怖 -その2- | エトランゼ-別館-

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元がん患者。
主婦、時々、旅人。

大学病院整形の診察。

前回撮った骨シンチの結果発表ということで、チキンな私は昨日から神経性の胃痛に悩まされている。

 

診察室に入ると、K先生が焦っていた。

いつものんびりK先生が、見るからにアタフタ。

 

これは、ついに再発か?!

 

心臓飛び出す勢いで椅子に腰掛け、説明を聞く。

 

「ここなんですけどね…」

とペンの先で指された不気味に美しい自分の骸骨写真の、その左足首周辺に、なにやら黒っぽい集積あり。

 

「とりあえず、今すぐレントゲン撮ってきてください」

と、追い出される。

 

レントゲン待ちの間、もう頭はぐるぐる。

たまったもんじゃない。

大学のこと、親のこと、生活のこと、何を考えても嫌な結論しか浮かんでこない。

これから私、どうなっちゃうんだろう…と半泣きで再度診察室へ。

 

 

結果、

異常なし。

 

オイっ!

 

 

独り暮らし再開して、大学に復帰して、外で歩く機会が増えたことによる疲労の蓄積、が原因らしい。

確かに入院中はろくに歩けなかったわけだから、ここにきて疲労骨折もどきというのは納得できる。

 

心臓発作起こすんじゃないかってくらい焦ったが、結果オーライで一安心。

しかし、先生の言動ひとつでここまで人生浮き沈みできるってのは、なんというか病人てすごい。