今だから聞ける | エトランゼ-別館-

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元がん患者。
主婦、時々、旅人。

1ヶ月ぶりの整形外来。
どことなく先生のご機嫌がよろしかったので、

普段あまり聞けない話を聞いてきた。

 

 

まず、良性腫瘍との診断が手術直前にくつがえって悪性となったあの忌まわしき夜の一件について伺った。
理解したのは以下のことがら。

 

生検手術の結果、内軟骨腫等の良性のものとは異なったAggressiveな細胞が見つかっていたこと。
しかしGradeが低く、細胞診だけで「悪性」と判定するに至らなかったこと。
結果的に広範切除した腫瘍からは軟骨肉腫の細胞が見つかっていたこと。

 

あの時、良性腫瘍対応のOPEをしなくて良かったんだと思う。
結局悪性の細胞が隠れていたわけだから、中途半端に局所的な処置をしていたら、今頃はがん細胞を全身に転移させていたかもしれない。

 

そういえば生検から数日して、骨シンチをしようとか腫瘍シンチも試そうとかバタバタした時期があった。

あれは結局、病理の結果がグレーゾーンすぎてそれだけでは病名が確定できなかったのかもしれない。

 


続いて伺ったのは、今回の病名について。

軟骨肉腫にも様々な亜種があるが、私の場合はどうなのよって話。

 

骨の内部にできる通常型の軟骨肉腫であるとのこと。

これって実際、若いこには少ない病気らしいので、むしろ自分のはもっとずっと悪性度の高い型なんじゃないかと思って心配していた。

でも取り越し苦労。

 

 

生検で骨に穴を開けてから広範囲切除までの間が3週間近くあったわけだが、その間に転移を起こす可能性について。

 

肉腫が筋肉等周りの組織に広がった形跡は見られなかったが、万全を期して付近の筋肉も一緒に切除したとのこと。

 

なるほど。だから私の左足は今でも大きく陥没しているわけか。

 

 

今日はいろいろ勉強になった。自分の病気のことを知るのはいいことだ。

次回、骨シンチ。4月7日。久々の内部被曝。