九州国立博物館  | 福岡市在住。小学生ママ日記

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先週、九州国立博物館に行ってきました。

かなりグッときて、この感動を、ちゃんと伝えねばと
普段、軽~く、ブログ書いている私も、きちんと書こうと、
一週間も、寝かせてましたが、軽~い私が、
そのよさを、伝えきれる訳ないんですよね~。

でも、やっぱり、自分なりにお伝えしたいので、
詳しいことは、他で調べていただくことにして、
私の感想だけ書いてみたいと思います。

文中の写真は、「九州国立博物館」より
提供を受けています。


福岡市在住。幼稚園ママ日記 チラシの!
酒井田柿右衛門(14代) 濁手桜文花瓶

これまで、「伝統工芸展」は国立博物館で開催
されたことは、なかったそうです。

確かに、国立博物館は、「国宝」的なものが
展示されているイメージが私にもあります。

PRポスターの
「なぜ、国立博物館で 工芸展を開くのか
その目で見て欲しい」ってコピー、
ほんとに、迫力があります。

でも、市民の生活と密接に結びついている
と言われる「伝統工芸」も、
手に入れることが出来る人は限られていて、
多くの人にとっては、やはり、博物館に展示されている
存在のものではないか?いう感想は持ちました。

例えば、柳宗悦定義の「民芸品」(民衆的工芸品)が
「国立博物館」に展示されていたら、
それはもうびっくりするかもしれないけど。
(日本にもMoMAのような美術館があればよいのにね)


でも、そんなことは、展示されているものを
見れば、どうでもよくなってしまうくらい
グッとくる展示物ばかりでしたドキドキ

お借りした写真の中からご紹介すると、

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子どもが好きだったのは、これ。
美しかったですねぇラブラブ

この垂らしてある、染めた糸に戯れたかった
ようですが、そんなことをしたら、今後
立ち入り禁止になってしまいますガーン

「工芸のいま」と題名にもあるとおり、
工芸がいま現在、どこまで達しているかを
感じ取れる展示物です。

音楽でいえば、MTVでベストヒット100的な
ものを見せてくれている感じで、作家の方々の
「どうだ~!!」という気迫のようなものが
感じられました。

個人的に、「おぉっ~」と気持ちを
持って行かれた作品はこの3つでした。


写真はないので、もし行く機会があれば
見てみてくださいねドキドキ

1)斉藤 勉作 「染付木の葉深鉢」
  
  木の葉が絵付けされているのですが、
  表面はつるつるのはずなのに、3Dを見ているかの
  ように、奥行きが感じられるのですよ。
  ひとつの器に物語が感じられます。

2)坂本 義弘 「布染若葉文鉢」

  こちらは、葉っぱの染め付け。
  白地に紺という落ち着く色味と、
  北欧を感じさせる、モダンな
  感じが、私は、大好きで、
  こんな器の廉価版があれば使いたいラブラブ
  と思いました。

3)松井 康成 「練上嘯裂文茜手大壷」

  このような亀裂が入った壷は初めて見ました。
  なんだか「ぞわ~っ」とするのですが、じっと
  見ないではいられない魅力があります。
  つるんとしたものにはない、不安定な感じ、
  色はやわらかいピンク。
  不思議に引きつけられました。
  不勉強な私は知りませんでしたが、
  この作者の方は、 「人間国宝」とのことです。

また、この展覧会で一番、おすすめしたいのが
この図録。

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知りたいことが全部、載ってました音譜

子ども連れでゆっくりと見ることができない若夫婦。
趣味で、陶芸をされている方へのプレゼント。
今度は、どんなものを買おうかと思っている
富裕層の方々。

ほんとにおすすめの、渾身のカタログでした!!