ポール・ウォーカー遺作特集やらなかったら絶対Upしなかったろうな~というのが
この映画
ポール・ウォーカーが昨年の12月に交通事故で亡くなった+この作品を
タランティーノがベタホメした(そこに問題あるんじゃねぇっ?)というので、
急遽日本公開が決まった曰く因縁つきの映画。
映画館狭い+いつもはコアな客しかこねぇのに(上映してる映画ったら
『ミス・ギャングスター』とか
『なんちゃって家族』とかそんなのだから)
ポール・ウォーカーのファンと思しきオバチャン、ネーチャンで埋まってる・・・
この映画の内容判って見に来てるんだろか(唖然)てか、ポール・ウォーカーだったら
何でもいいというかいう女(失礼)そんだけ居るってコト(爆笑)
これオムニバスだからポール・ウォーカー最初の一話しかでてねぇし、パンフ
ねぇし(いいたい放題)
そんなワケで、予告編はこちら、あらすじ+ネタバレいってみる
アメリカ南部の田舎町で質屋を経営するアルトン(ヴィンセント・ドノフリオ)の元を訪れる
可笑しな人間たちの一日と、そのミョウチクリンなつながりをオムニバスドラマで
追う映画
第一話目:ドマヌケな白人至上主義者三人組の一日
ヤク中で白人至上主義者のロウドッグ(ポール・ウォーカー)、
ランディ(ケヴィン・ランキン)、バーノン(ルーカス・ハース)は、
麻薬密売人スタンリー(ノーマン・リーダス)を襲撃する事を画策するが。
計画は穴ぼこだらけ。
車にガソリンがないからとショットガンを質にいれたバーノンは、
スタンリーの家まで強盗に行くまでの道中でランディの車にボコっとはねられてしまう(しかもそのまんま)
ランディか被りもの、ロウドックはピエロのお面を被り、途中で弓を拾い(武器はないのか)
スタンリーの家に強盗に入るものの、スタンリーはというと
コワそうなガスマスクして拳銃握ってるので(唖然)ランディとロウドックは逆に脅される始末(何しにきたんだ)
しかもドジなことに弓をうつのが疲れたロウドックは間違えてランディを射てしまう(おい)
その頃、ランディの車に間違って轢かれて瀕死の重症のバーノンは通りすがりのニイチャンから
ショットガンをゲット、通りすがりのニイチャンに『病院つれていきましょうか?』って
言われてるのに
復讐が先だっ(ゴルア)
・・・というので、バーノンはスタンリーの家に行き、ショットガンをガスボンベに向けて撃って、
家大爆発・・・というところで一話目が終る。
も~ナニシニ行ったんでしょうねぇ、この三人組、巻き添えになった麻薬ディーラーの
方が気の毒でならんわ・・
普段はビシっとイケメンで決めているポール・ウォーカーが、
ヒゲモジャのアホズラぶっこいてる姿を観れるのは、この作品だけかもしれない
コメディで売り出すチャンスを逃がすなんて残念だ・・・
第二話目、サイコキラーで売り出し中のイライジャ・ウッドが、
またもやサイコ役で出ているお話。
『グランドピアノ~狙われた黒鍵~』でも名声を得ているのに文句いいのスーパーネガティブ
ビビリ野朗のピアニストを演じてるわ・・・本当にこの人やる気あるのか、
それとも与えられた役をツブす事に生きがい感じてるのか。
もうここまで来ると、この人の人格を疑いたくなるのだが
新婚旅行中にお金が足りなくなったリチャード(マット・ディロン)は、
新妻と一緒に質屋を訪れる
そこで彼は6年前に失踪して行方不明になった妻シンディペル・ジェームズ)の指輪が
陳列されているのを見て驚く
リチャードは質屋の店主アルトンに詰め寄り質入した男を割り出そうとする。
リチャードは最終的に容疑者と思しき男ジョニー(イライジャ・ウッド)の元に
たどり着き尋問の果てにシンディがどこにいるか探し出すのだが・・・
いやはや・・・これエグい・・・というか、この話があるから場末の映画館での
お情け公開になってんだろ・・・というのが丸判りで・・・
ドロンの
『ショック療法』に似たショックだったわ、うん
ジョニーは監禁魔だったワケだ。家の奥に動物入れるみたいなゲージに裸の女性
一人ずつゲージに入れて陳列して。
リチャードは、シンディを見つけて救い出そうとするのだけど、もうすっかり
ジョニーに調教されてリチャードみかけても、すぐにゲージに死んだように
戻っていく。
それに怒り狂ったリチャードはジョニーの前歯砕いてブっ殺して他の女性も解放して
シンディを連れて帰ろうとしたときにジョニーを殺したといったら
シンディに包丁でメッタ刺しにされて車が事故って2人とも死ぬと(号泣)
な、なんちゅー酷い悪夢のようなバッドエンディングだ・・・(唖然)
ってか、これって
恋愛支配欲と依存心が強い男女が笑っていられない話
じゃないの?とオモテみてた話でした
リチャードの再婚した奥さんへの態度が、もうオラオラなんすよねぇ。オレのいうコトきけー!みたいな
途中からは、新婚旅行ほったらかしにして前妻への復讐劇に出てるし、まぁ、こんな男と早々と縁切れて正解じゃないですか?
前の奥さんだって、『リチャードったらDV気味で酷いのっ』とかクソたらいってた頃に
ジョニーが物腰柔らかく現れた→だんだん様子がおかしくなってきた→気がつくといいなり
そもそもジョニーの登場シーンで、既に危ない
恋愛依存症の女を片っ端からオモシロおかしくひっかけて、ああいう風にしてるのだから
単なる悪趣味というか、リチャードの元嫁の凶暴ぶりからして、恋愛依存症+支配欲女ほど
怖いものはねぇなぁ・・・と、あ、これ
『名探偵ゴットアイ』の犯人像でもかいたよねぇ
話は長くなったが三話目:エルビスモノマネシンガーと、全部の話がつながる話
コーヒー代を払うのも苦労するエルヴィス芸人のリッキー(ブレンダン・フレイザー)は、
信者獲得の為に強引に勧誘している神父(サム・ヘニングス)を悪魔呼ばわりしていた。
そもそも神なんか本当にいるなら奇跡が一回ぐらい起こってもいいじゃないか。
恋人(アシュリー・シンプソン=ウェンツ)にも愛想をつかされているし、
エルヴィス本人のメダルは質にいれるハメになり、金策に奔走する毎日。
なのにステージではブーイング
そんな時、突然星条旗を纏った女性たちやら、花火やらが起こり、リッキーは
再び舞台にたち、エルヴィスの『アメイジング・グレイス』を歌うと舞台は
大盛況。
じゃぁこのナゾの奇跡って何?
星条旗をまとった女性=リチャードが解放した女性=ロウドックが最後の最後に幻覚だと思い込んだ女性ゾンビ軍団
花火=スタンリーの家のバクハツ
がっ!最後、全然判らない所が
殺されたハズのジェリーが、涼しい顔して出てくる所(唖然)
これには諸説あるんだけど、理解不能なので製作者側の悪い冗談だということで
片付けよう・・・という意見が多かったです、たしかにジェリーが出てきた後で
エンディングテロップが流れるので。
この映画、製作はポール・ウォーカーなんだけど、映画製作者は彼の映画制作の才能を
『第二のブラピになるのではないか』とこの映画で高く評価してたらしい・・・マジっすか?
結構危ないっすよ(涙)期待し杉。
ブラピのトンでる製作兼出演作って
『スナッチ』とか
『ジャッキー・コーガン』とか
『バーン・アフター・リーディング』とかだから・・・ウィットもあれば、もう少し面白みも
あった・・・と思うのだ・・・実際にブラピのこの三作は大手配給に引っかかってるけど、今回の映画は
ポール・ウォーカーが事故死したのが'13年の12月だったので、急遽
お情けで場末の映画館で限定公開してただけだし。
真ん中のエグ杉な話なんて劇場公開する映画でもねぇだろうよ・・・と(涙)
シネマートって時々男が自分の思いいれだけで作った危ない映画を平然と公開
しちゃうから危ないな・・・
彼が死んだことにより遺作になった『ハリケーンアワー』は、こんなに広島が被害に
あってるのにディザスター映画観たいと思う+子供欲しい願望強い男からしてみりゃー
金字塔みたいな映画だし
ポール・ウォーカーは事故死したから、赦される形になっているだろうけれど、
これが事故死じゃなかったら、彼はこの先伸びる俳優だったかどうかは
いささか疑問なのだ。
『マッハ2』の時もそうだけど、俳優のネームバリューだけで
観ようと思う客がゲンナリしそうなストーリー展開まってるケースも往々にしてあるし。
やはりそこら辺は、つっぱしってはいけないと思うのだよ、映画は。
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