グラディエーター(原題名:GRADIATOR '01年6月 梅田ピカデリー) | Que amor con amor se paga

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ラッセルが『マン・オブ・スティール』でスーパーマンの父親役ざんす。

・・もう、そんな年なのか(号泣)ラッセル、そ、そうだよな・・・


ソレではないけれど、ラッセルの映画をもってきてみた。

予告編はこちら、あらすじいってみる






西暦180年、ローマ帝国全盛期。

マキシマス(ラッセル・クロウ)は、時の皇帝マルクス(リチャード・ハリス)に全幅の信頼を置かれる有能な
将軍だった。


マルクスの娘でマキシマスの恋人だったルッシラ(コニー・ニールセン)は、彼の活躍を期待し、
彼女の弟で、時期皇帝の座を狙うコモドウス(ホアキン・フェニックス)はマキシマスの存在を
複雑に思っている。


マルクスは、時期皇帝の座をマキシマスに譲ろうと決意するが、マキシマスがコモドウスの立場もあり、
返答はしなかった。

しかし父親の決断に激しい怒りと野心を抑えきれないコモドウスは、マルクスのみならず、
マキシマスを処刑しようとし、さらに彼の妻子をも殺害。

マキシマスは絶体絶命の危機を一人逃れた末に、無残に殺された妻子の亡骸を埋め、
コモドウスへの復讐の機会を伺う為、奴隷となる。


マキシマスは、奴隷剣闘士となり、奴隷商人プロキシモ(オリバー・リード)に剣闘士ジュバ(ジャイモン・フンスー)と共に
買われた。

マキシマスは戦いに明け暮れる日々の中、ジュバと共に次々と剣闘士たちを倒していく。

マキシマスの強さに目をつけたプロキシモは、彼をローマ帝国のコロシアムに連れて行くことにする。

虎が襲い掛かり、戦車から矢が放たれ、剣闘士に勝ち目はないといわれる死の宴をコモドウスが
見るのだ。

仮面をつけたマキシマスは、四面楚歌の中、生き残り、民衆から大歓声を浴びる。


そして彼は仮面を脱ぐ時が来た、愕然とするコモドウス。

殺したはずの男が、復讐に来た・・・因縁の対決が幕をあけたのだが・・・


今でこそ『アメリカン・ギャングスター』など、安定した作品つくりをしている、監督のリドリー・スコットなのだけど、
実をヌカすと、この映画まで、ホントに、どうなるんだろう(号泣)モノだった。

『G・Iジェーン』はデミ・ムーアのゴキゲンとりをしてたのかと思うぐらいヘッポコだったし。

『ブレードランナー』で華々しくデビューした当時から描きつづけてきた、価値観や生き方の違う男が
ぶつかりあう話が、メインテーマになってこそこの監督、生きてくるのだと思う。


今回監督が選んだこのローマ時代。

ローマ帝国が築いたものはすばらしいものもあるかもしれないが、それは凄ましい蛮行の末に成り立った
ものだという事を人々は忘れがちだということにポイントを置いてるのかもしれない。

事実ローマ帝国については、様々な文献があり、どれが本当か今現在もわからないし、これからも実証されるかどうかも不明なわけなのだ。

ただ、重要なのは、あの時代の精神にどれだけ寄り添えるかということ。

事実に固執するのではなく、作るのはあくまでフィクションだということ



・・・ここにも、ポイントを置いてるのだと思う。


そんな二つの映画制作ポイントから

セット作りに関しては、100人の英国の職人と200人のマルタの職人が作ったというセットは見事。

6000年前のフェニキア以前の廃墟があるところにあのコロシアムのセットをつくったんだそうな、ほぼ
手作りで(唖然)

撮影シーズンは、3シーズンで、ロンドン、マルタ、モロッコなんだそうです。

マルタはいわずと知れたコロシアム周辺のあのシーン。


グラディエーターの剣闘シーンは、実際にはスタントも合わせると1000人以上いたそうで(滝汗)、
エキストラの剣術を指導をする人と、ラッセルとフンスーの指導をする人に分かれたのだそうな。

ラッセルとフンスーは、元ボディビルディングチャンピオン、ラルフ・モーラ(剣闘士ヘイゲン役で出演)に
ついて、体型管理をしたんだそうです。


映画のクライマックスは、コモドウスとマキシマスが戦う事になるのだけど、マキシマスが勝つのか・・・
というワケではないのですね。

彼は相撃ち状態となってしまう、消えていく意識の中で、家族の元に帰っていく自分を思い描いていると。


マキシマスは、家族を失った時点で、もう失うものは何もなかったのではないでしょうか。

名誉よりも必要だったのは、家族の支えとささやかな幸せであり、地位名誉は、家族が喜べばそれでいい
ぐらいにだけ思っていたのかもしれません。












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