うわ~、今じゃこのキャストでサスペンス?ムリなんだろうなぁ~
当時としては、結構豪華キャスト
ガイ・ピアースやラッセル・クロウの出世作、ケヴィン・スペイシーも
惜しみなく注目株+名優を使っているサスペンスという点においては
『裏切りのサーカス』ぐらいの期待度ではないでしょうか
原作はジェームス・エルロイの『L.A.四部作』の第3部目
予告編はこちら、あらすじいってみる
時は'50年代のLA
街を牛耳るマフィア・ミッキー・コーエン(ポール・ギルフォル)の逮捕をきっかけに、ギャングの抗争が激しくなっていった。
ある日、街中のコーヒーショップで猟奇殺人事件が起きる
被害者の一人が刑事であったことから、殺された刑事の相棒のバド(ラッセル・クロウ)と
新米警官のエド(ガイ・ピアース)が捜査にあたる
事件を捜査していくうちに、『白ユリの館』というハリウッドの有名女優に似せた娼婦たちが居る
売春組織の存在が浮上してきた。
バドは白ユリの館の娼婦リン(キム・ベイシンガー)に接近するが、彼女と恋に落ちてしまう
そんな彼と対立するエドは『LAコンフィデンシャル』というタブロイド誌の記者シド(ダニー・デヴィート)と
タッグを組み、さらに刑事ドラマ『名誉のバッジ』のアドバイザーも勤める刑事のジャック
(ケヴィン・スペイシー)に協力を求めた。
事件の背後にはヘロインの利権が絡んでいることが判ってくる
しかし事件の背後には、さらに恐ろしい罠が潜んでいた・・・
でもって、ここからネタバレになります。
真犯人はエドとバドの上司のダドリー(ジェームス・クロムウェル)です
途中、ケヴィン・スペイシーも胡散臭いのですけどね
そのケヴィン・スペイシー演じるジャックがダドリーに撃たれて死ぬので、エエッ?と思ったら、
真犯人はジャックだったという
まぁ、エドが上司であるダドリーに殺人課に配置換えしてくれと相談にいく所があるのですが、
その時にダドリーは
『更正の見込みがない犯人は殺せ』みたいなコトを言うわけですよ、あれ?おかしいな、と
思ったのですが、やっぱりなと
一方エドはリンの誘惑にまけてまい(おいこら)、寝てしまうのですが(涙)、タブロイド誌に
現場をすっぱ抜かれてしまいます
ダニー・デヴィード演じるタブロイド誌『LAコンフィデンシャル』のシドが裏切りおるわけです
ダドリーに拷問された上に、売春組織の元締めピアス(デヴィット・ストラーザン)に脅され、
怒りまくったバドに始末されるシド、惨めです
バドは『お前オレの女とねただろ(激怒)!』モノでエドにくってかかる、
ラッセル・クロウ、この当時こんな役ばかりでしたな・・・私生活でも恋人にフラれただけで
電話機ブっこわせる程の怪力だったらしいし(その暴力沙汰のせいで来日がパーになっている)
『アレは罠だ!』と必死こいて説明するピアース演じるエド
事件は地方検事まで巻き込む大事になっているんだと説明するエド。
俺達が出来るのは事件解決だけだという。
ようやく落ち着いたバドはエドと共に再び捜査に加わります。
ですが、売春組織の元締めピアズは当然殺されております
二人はダドリーをヴィクトリア・モーテルで待ち合わせ、殺すというオチ・・だったと思います。
ダドリーはLAの裏社会を牛耳ることが目的だった。
ならば、それを引き継いだエドはどうなるんだろう?と
警察としての正義を真っ当できるのか、それとも裏の顔も知ってしまうことになるのか。
そこまではあえて描かないラストもまた粋でした。
ガイ・ピアース、この頃まだ駆け出しの売り出し中の俳優だったのですが
白黒付かない、なんともグレーな役、デンゼル・ワシントンや、トム・クルーズをはじめ、
多くのビック・ネームが演じたがっている『灰色のどっちつかずの役』をこの頃から
独り占め
ガイが出てこないと、どうも映画が締まらないという作品もありますし~(汗)
でもたまぁには、悪役や、アクの強い役以外の彼もみたいですね。
監督は『マーヴェリックス/波に見せられた男たち』のカーティス・ハンソン
うーん、この人の作品があたったのは、この作品と『マーヴェリックス~』だけのような気がするぞ。
なんだか『名前だけで仕事してます』状態の人(爆)
この話のように、しっかりした原作+俳優がついていないと、ダメなんじゃないだろうか?
L.A.CONFIDENTIAL-ブルーレイ・エディション- [Blu-ray]/ラッセル・クロウ,ガイ・ピアース,ケビン・スペイシー
¥4,935
Amazon.co.jp
L.A.コンフィデンシャル [DVD]/ジェリー・ゴールドスミス,ラッセル・クロウ,アーノン・ミルチャン
¥4,935
Amazon.co.jp