バットマンビギンズ(原題名:Batman Begins '05年6月) | Que amor con amor se paga

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映画・本などのネタバレメインのブログです
日常で気になったコトや動画も載せてます。


WOWOWで明日『ダークナイトライジング』をやるみたいなので

どうせなら、クリストファー・ノーランの『バットマン三部作』
一挙紹介した方がエエのではないかと


ヒーローものの『ビギンズ』の火付け役となったのが、この作品

予告編はこちら、あらすじいってみる





両親と共にオペラを観にいった帰りに、強盗に両親を殺された御曹司ブルース・ウェイン
(ガス・ルイス)は、復讐を胸に誓う

青年になった彼が目の当たりにした、あの日の犯人は、裁判を終え、マフィアに殺されていた

ブルース(クリスチャン・ベール)はマフィアのボス・カーマイン(トム・ウィルキンソン)に
殴りこみに行くが、凶悪犯罪と政治の腐敗が横行するこのゴッサム・シティでは、
正義は無駄なものだと一蹴され打ちのめされる


復讐心と罪悪感、行き場のない正義感、すべての答えを見つけながら世界中を放浪する
ブルースがたどり着いたのは、ヒマラヤの奥地だった

そこでヘンリー(リーアム・ニーソン)と名乗る男から、超絶な力を手に入れなければお前の心の中の
問題は解決しないと説かれ

ブルースは、ラーズ・アール・グル(渡辺謙)と彼をトップとする『影の同盟』にのめりこんでいく


しかし『影の同盟』と決裂したブルースは、修行していた僧院に火を放ち、脱走


亡き父・トーマス(ライナス・ローチ)の時代から仕えてきた執事・アルフレッド(マイケル・ケイン)、
ウェイン社の科学的片腕ルーシャス(モーガン・フリーマン)、レイチェル検事(ケイティ・ホームズ)の
支えを得て、彼は『バッドマン』としてゴッサムシティで戦うのだが・・・


最初にクリスチャン・ベール演じるブルース・ウェインが、収容所から逃げるシーンなんて

仮面ライダーBlackかい!のノリだったwwww


あ、『雷鳴のザジ』も『闘神サイト』もおんなじだわwwwでも、エエんですよ

両親を陰謀によって殺された御曹司が世直ししようってのは、
この話だけじゃなくて、おフランスのバンドデシネ

『ラルゴ・ウィンチ』もそうだったり(あっちは養子)


主人公が修行してる過程や、ナゾの人物、実は影武者とか、影武者たてた
理由、主人公が組織の力を身につけつつも考えの違いから一匹狼になっていく過程は
『ブラックエンジェルズ』にも似てるなぁとか、人生の答えを求めてあっちこっち彷徨うとか、
悪の手先が自分の後継者を探す経緯云々は、
『ラグナロックガイ』とか『雷鳴のザジ』もそうだったなーとか


むむむ、アタシの惹かれるモノには、なんらかの所以やつながりがあるのではないかっ?
・・・とルーツなどを探してワクテカしてみたりするw


この辺りを

大真面目にパクリだとか、ギャーギャーつつく人なんて、どんな含蓄薀蓄持ってても、
どこか面白くない人生送ってると思いますよw

他人の粗探しする人の人生なんかそんなもんですw、あえて同じでも楽しめるぐらいの
余裕がないと、どこいってもお先まっくらですよw


ブルースの両親か殺されるコトになったのか、そのブルースのトラウマが原因なんすが

小さい頃に彼は、井戸におっこちて(涙)コウモリの群れに襲われたんですね

で、オペラでコウモリが出てきてパニック発作を引き起こして、家族ともども劇場から
出てきたところを、金目目当ての下っ端に両親を殺されてしまうと


で、どうせ裁判なんかアテにならねぇのだから下っ端なんか裁判オワタら自分の手で殺してまえと
オモタら、その下っ端、マフィアの親玉の手によって、あっけなく殺された(唖然)

じゃぁなんですか?この親玉殺さないとイミがないのか?という


・・で冒頭部分です、ヤケクソになっていたブルースの元に、『影の同盟』の代理人とかいう
ヘンリーがやってきて『悪を倒したけりゃ悪を知れ』とかいうんだな

で、その師匠のグル(渡辺謙をキャスティングするかい)につくのだけど、どうも胡散臭いと
おもったブルースは、『金閣寺炎上』ではないが寺に火を放ち、去っていく


いよいよファルコーニにヤキをいれようか!とオモタブルースなんですが・・・

修行から戻ってみると、マフィアのドン、ファルコーニはタダのヤク中のオジサンになってました(涙)

『タイムマシン』のガイ・ピアース演じる科学者ではありませんが、何度挫折したらきがすむねん!の
コースです・・・


後から判るのだけど、精神科医のクレイン/スケアクロウ(キリアン・マーフィー)が
ファルコーニを発狂させてただけでなく、『ナゼだか生き残っていた』ヘンリーとグルになり
ゴッサムシティに麻薬を撒いて滅ぼそうとしたという。



演じるキリアン・マーフィー、『TIME』『麦の穂をゆらす風』などの作品がありますが、
『バットマン三部作』では、だんだん扱いがヒドくなってるのはきのせい・・しょか?



コンセプト的に『12モンキーズ』です(爆)

ブルースも、これにはあわてます。レイチェルまでクレインの犠牲になり、瀕死の重傷、
ルーシャスに解毒剤を作らせますが、どうなるか判りません

今回のヒロイン、某クルーズに散々ふりまわされて離婚したケイティ・ホームズっすが・・・
どうも役不足なのです(涙)・・・某クルーズみたいに、主役しか張れない俳優ならともかく、
脇役も主役も巧いクリスチャン・ベールや、これだけの俳優陣に囲まれていると、
どうも彼女は、壁の花です・・・(涙)

次回作ではレイチェル役の女優さんが代わり、ラストではヒロインがアン・ハサウェイにチェンジ…クリストファー・ノーランって、女優さんをどう位置づけているのかいま一つわからんです


今回は脚本がいいのでもってる気がします・・・

ので
親の残した会社は、いまやリチャード(ルドガー・ハワー)に
のっとられてもうとるし、ヘンリーもヘンリーで、ブルースが身動きできないのを
知っていて彼の会社主催の誕生パーティーに『わざと』やってきます。イケズなヤツです

ブルースも表向きは御曹司なので、取り繕わなければいけないので、タイヘンです(ヒヤヒヤ)

誕生パーティーの日に、屋敷に放火するってヘンリーもなんだっ!と思うのですが・・・
(どんなプレゼントだよ)


三部作に、こんな寸劇
…でも入れないと頭の整理がつかんのです、エ?変?

彼こそが真のグルで渡辺謙の方が替え玉です(その言い分がチョとおかしい・・)

まぁ、後は、ゲイリー・オールドマン演じる刑事の協力をえて、
パパ・ブライアン並に暴走するリーアム・ニーソン演じるグル=ヘンリーをブっ倒して
終わるってヤツでした・・・


『エアフォース・ワン』ではハイジャック犯だったオールドマンですが(爆)


リーアム・ニーソン

今回はエッフェル塔じゃなくて、ゴッサムシティ=NYをツブしにきたんかい!ガンガレ悪役


・・・今回も、クリスチャン・ベール役の入れ込みよう+
プロ意識ってのはハンパなくて(涙)


なりきるどころか、そのものになってしまう(滝汗)


この映画の前に、不眠症で只者でないぐらい眠ってない男の役(『マシニスト』)をやってたので、
ムキムキにみせないといけないから、食べまくった→メタボマンになった(涙)→筋トレしてあの体型にした
・・・てなワケで・・・


『マシニスト』→この作品なのだから、相当体に負担はかかってる・・・と思うのよ・・・

この三部作が、そうでなくても



自分の本来の性格に反して、ついつい他人の為になるコトを優先してしまう人間から
すると、つらい展開なんだろうな、と



周りは皆『バットマン=ブルース・ウェイン』に期待するだけ、期待して、オンブダッコで、いざとなったら
手のひらひっくりかえすっつートンデモなのだから


その『始まり』を描いた作品というだけあり、面白かったです。







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