キング・オブ・マンハッタン~危険な賭け~('13年3月ヒューマントラストシネマ渋谷) | Que amor con amor se paga

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前にジム友がリチャード・ギアの『HACHI』をまちぎゃーて観てしまったらしく(滝汗)


『あのさぁ~リチャード・ギアの『ハァ~チィ~』って犬呼ぶ声ナントカならんのん?』

・・・って言ってたのをこの映画を観る前に思い出して(涙)

イカン、イカン、サスペンス観るのに、笑ってたらイカんじゃないか!

・・・てなワケで顔の表情モドしてみたワケです(内容と全然関係ないよwww)


『プリティ・ウーマン』でもNYの企業家を演じたリチャード・ギア

今回は企業家が恋に落ちる話ではなく(爆)


ホリエモンも真っ青の、NYのマネーサスペンス

・・・うーん、好きなジャンルです

久々に手堅いハズれのないジャンルでございます

原題名の意味は『裁定取引』、ヘッジファンド取引方法の一つ

これが判ると観ていくのが面白い作品です


予告編はこちら、あらすじいってみる






マンハッタンを闊歩するヘッジ・ファンドの大物・ロバート・ミラー
(リチャード・ギア)は、'08年のリーマンショックでさえも
先見の明で回避し、率いる投資会社は飛ぶ鳥を落とす勢いで
成長している


しかし彼は何もかもが成功しているワケではない

ロシアの銅鉱山に投資に失敗し巨額の損失を抱え、資金繰りに奔走し、
慈善事業に勤しむ妻エレン(スーザン・サランドン)と娘ブルック(ブリット・マーリング)、
息子ピーター(オースティン・リンジー)が居て、家族団らんを楽しみながらも、
ギャラリーを営むフランス人の愛人ジェミー(レテイシア・カスタ)の夢の手伝いもしている


深夜のドライブでジェミーの車で彼女の別荘に向かう途中、車は事故で炎上、彼女は即死

とっさの判断で身元を隠すために、公衆電話から以前、ある理由で貸しのある黒人青年
ジミー(ネイト・パーカー)に後始末を手伝わせるのだが・・・


映画観た人が『推定無罪』を思い出すったけど、そうだわぁ、確かに、あの名作を
思い出した


限りなく黒に近い男が、追い詰められているのに、どこまで白を通すか。

リーマン・ショックでさえも逃れた男は、どうやって今回も逃れていくのか


どんなに先見の明があり才気ある男性でも、あっちこっち色んな事に手をつけると、
キャパシティというものを超えてしまうという映画であって

上手くいくはずだった銅山の投資失敗から、彼の人生は狂い始めていた

その資金繰りの為に、大銀行と自分の会社を合併させようとして、その業界にコネのある
メイフィールド(グレイトン・カーター)と面会をすませるロバート

合併の条件として、娘の社長就任はまだしも、あの息子をかっ!という息子まで副社長にしてと
頼み込むロバートはなんだろうと


そんなアヤシイ所だらけの男を刑事が追わないハズもない、前から目をつけていないハズもない

ブライヤー刑事(ティム・ロス)はしぶとく追い詰めていく、とうとう業界の大物が尻尾を出したのだから。
じりじりと追い詰めていく。


ロバートは『単独の自損事故』に見せかけようと細工し、のらりくらりと逃れようとする、しかし
彼一人だけだと、どうも逃れきれない

そこで助け舟が出すのが奥さんなのだ、でもタダじゃあ出さない、奥さんだって、ダンナの不倫は
判っている


自分のやっている慈善団体に寄付して頂戴と、三行半なり、賠償金の代わりに多額のオカネを
ダンナからふんだくって、犯罪を隠蔽する


娘は親が犯罪に関わっていたことを知り、畏敬の念を失う


関わった人間全員の痛み分けに終わる映画だったと思う


監督の父親はNYの金融業界で働いていただけあり、マネービジネスをテンポよく
切り出している


実はこれ某新聞の広告を切り抜いていくと500円で見れるよというのに
ツラれて、セミナーのついでに観に行きました




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