あんなキョーレツな役がついたら、基地外の役しか回ってこなくて人生破綻してしまうんじゃないのと、心配する人もいるかもしれない。
昔、アンソニー・パーキンスが『サイコ』でキャリアを失墜させてエイズで死んだのと同じ様に思ってるかもしれない。
ヘップバーンやジェーン・フォンダ、イングリット・バーグマンと共演する爽やか系で『トニパキ』と言われ、うちの母親世代から上には『アイビー世代』みたいに言われていた。
ヘップバーンと共演した『緑の館』はヘップバーンの当時のダンナで俳優のメル・ファラーが監督したものなんだけど、タダ自分の奥さんをキレいにとりたい為にとっただけ（汗）なので、あまりのダサさにこれじゃぁ売れないだろうなとトニパキは思ったんだという、顔の甘さが故にこういう作品ばかりオファーされてくるので、とびついたのが『サイコ』というのだから悲劇といえば悲劇である。
マスクの甘さで判断されたくないと、いろんな方法をとる俳優は現在過去いるが、ジム・キャリーは黙っていれば9頭身あるような美形を、あのチェシャ猫のような毒のあるニヤニヤ笑いと体当たりで崩した。
ブラピは『ファイトクラブ』 の様な汚れ役をわざと引き受けることで、後の演技につなげた。これらを失敗するとパーキンスのようになるのかもしれない
ドノプリオはどうだったか
『サムサッカー』 などのコミカルな演技も経て、案外すっきりキャリアは立ち直り、'08年まで『ロー＆オーダー』のスピンオフ、『LAW&ORDER クリミナル・インテント』の主演ロバート・コーエン役をシーズン8まで勤めていた。
日本ではFOXが独占放映権を握っているこの番組、本編はBSで観られるだけにスピンオフも気軽にみれるようになればいいと思う。
現在のドノプリオはこちら、お隣のグラサンをかけているのは今冬『リアルスティール』主演のヒュー・ジャックマン
二人とも子供連れ
二人ともチョっと肥えてきてまんな・・・