新移民法 | 日本復帰生活雑記帳

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海外生活30年からの日本帰国。
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アラバマの移民法が新しく変わり、以前よりも一段と厳しくなった。
全米でももっとも厳しいのだとか。
それに対して「アラバマは黒人差別の時代に戻ってしまった」とか言う人もあるが、
ガイジンである私としては今回の法改正は「当たり前の事なんじゃない?」という感じ。

というのも
「事業主は、雇用の際にその人が法的に問題のない移民あるいは住民、アメリカ市民である事を確認する」
「学校は、学生に対して法的に正しい書類の提出を徹底させる」
といった事が主だから。

・・・んなの、当たり前じゃん。
今までが甘すぎたんだよ。
アメリカに税金納めてない不法滞在の人達の子まで、公立の学校で受け入れて
更にはスペイン語の通訳置いたりESLのクラス作ったりしてたんだから。
私なんてそういうのを見ては「いいなあ、スペイン語圏の人達はスペイン語で生活出来て。
私達日本人なんて必死で英語覚えて英語喋らなきゃ暮らしていけないのにさー。」と思ってた。

自動車税の更新も、今までは本人確認などなくオンラインでも支払が出来たのだが
これからは合法であるという書類を提示して窓口で手続きしないといけなくなる。
おかげで大きい町では長蛇の列が出来ているらしい。現場もまだ混乱してるんだろう。

法の施行に伴って、既にヒスパニック達が大勢出国しているらしい。
ローカルニュースでは、作物の取り入れをする人手が足りなくなって困っていると言っていた。
「不法移民を強制退去させるというのは現実に即していない。
アメリカ人は誰も農園で働いたりしないし、外国からの労働者に頼っているのが現状だ。
不法だからいけない、帰れ、というのではなく、彼らから税金を取れるようにしたほうが
アメリカにとっては益になるのではないか」
と農場主が話していたが、カリフォルニアではそういう「農業で働くだけのビザ」を出すという話もあるそうな。

私達の周りでも、
「庭仕事頼んでたヒスパニックが来なくなっちゃってさー、困ったよ」
なんて話も聞く。

そういえばご近所でもヒスパニックが良く庭仕事してたなあ。
うちはたまたま、芝刈りも庭仕事もその他の大工仕事なんかも全部、地元の白人おじさん達だから
そういう影響は無いけど。

あー、だけど、もう今は私達はちゃんと永住権持ってるからこういう話聞いても他人事で楽だわー!
子供達はアメリカ生まれの市民だしね。
リーガルエイリアンで良かった。


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外のグリルでフィレミニヨンステーキ、アスパラガスのグリル、モヤシ炒め、タブリ(クスクスサラダ)、ほうれん草ディップ