5月末にしては暑すぎる……おそらく30℃を超えていたであろう真夏日の味の素スタジアム西競技場。永田真耶選手(#11)は眩しいほどの笑顔でスタンドのサポーターたちを見上げてから深々とお辞儀をした。敗戦時は馴染みのサポーターですらも顔を見るのを躊躇するほどに人一倍激しく落ち込む永田だからこそ、快勝した時の安堵した表情はよりリアリティがある。
 
14分(PK)
18分(ミドルシュート/アシスト #7 森仁美)
55分(アシスト #17 長崎茜)
 
先制されて嫌な流れであった前半14分、#17長崎が倒されて得たPKを確実に決めてチームに良い流れを呼び込んだ。そこから怒涛のハットトリック!文句無しのMIPだった。
 
勝利のVジャンプからの“We Are Sfida!”のラインダンス、そこから楠本コーチに呼ばれて永田のヒロインインタビューが始まったのだが、そこで更にサッカー選手として、一人の女性としての永田の人間性に更に魅了されることになるとは思いもしなかった。
 
 
▼スタジアムDJ ユキ・ラインハートによるヒロインインタビュー
 
 
「勝利おめでとうございます! 渾身のハットトリックでしたね!」
「特に二点目は素晴らしいミドルシュートでしたけど振り返って……」
「中断期間前に大事な一戦で勝利出来たということは……」
「ここ味スタ西っていうのはスフィーダにとって……」
「カップ戦への意気込みを……」
 
ここまではいつも通りのヒロインインタビューであった。なでしこリーグ二部のチームが抱えるには贅沢過ぎるとも言える、プロ中のプロのラジオパーソナリティであるユキ・ラインハートによる完璧なインタビュー、最後に永田からサポーターへのメッセージで幕を閉じるかのように見えた。誰もがそう思った。
 
 
「じゃあ最後にサポーターの皆さんにメッセージをお願いします!」
「えっと……あ、まず初めに……昨日ユキさんがえっと……お誕生日でした」
 
本日文句無しで主役である永田が、スポットライトをインタビュアーのユキ・ラインハートへと移した瞬間であった。ラインハートの誕生日を知っているサポーターは「あぁ、流石真耶ちゃん!」と思ったことだろうし、そうでない者たちは「え? そうなの?」と驚いたことだろう。勿論ラインハートも知らされてなどなかったはずだ、酷く驚いた様子を見せて「やだ~!」とでも言わんばかりに永田の左肩をポンっと叩いてから照れ臭そうに顔を覆った。
 
「あのー、一日遅れてしまったんですけど、バースデーゴールをプレゼント出来てすごく個人的に良かったなと満足してます。おめでとうございます!」
 
ここでスタンドから「ユキさんおめでとう~!!」と女性サポーターの声が上がり、それに導かれるかのようにして「Happy birthday to you~! Happy birthday to you~! Happy birthday dear ユキさーん!!」とバースデーソングと拍手喝采が自然発生した。
 
「えっと……改めまして……えと、今日は暑い中応援ありがとうございました」
 
予想外に長く中断したインタビューを、少しはにかみながら元の流れに戻した永田は、そのまましっかりとした声でサポーターへのメッセージを綴る。
 
チームが快勝したこと、自分がハットトリックの大活躍をしたこと……ではなく、まず初めにホームゲームの進行をいつも支えてくれているラインハートの誕生日を祝ったこと。それをスタジアムにいる全ての人間をも巻き込みお祝いムードに持って行ったこと。咄嗟にこんなことが出来る選手がリーグにどれくらい居るのだろうか。そもそもスタジアムDJの誕生日を把握している選手がどれくらい居るだろうか。私自身、永田のプレーは勿論、ストイックな姿勢、常に周りへの感謝を忘れない謙虚さ、そんな人間性に惹かれている者の一人であるが、この日は心底「やられた!」「惚れ直した」と頭を強く殴られるかのような衝撃を感じた。スタンドからラインハートの表情までは窺うことは出来なかったが、さぞ嬉しかったに違いない、ひょっとしたら涙ぐんでいたのではないだろうかと思う。
 
2011年ASエルフェン埼玉(当時)からスフィーダ世田谷FCに移籍、介護職やドーナッツ屋等、様々な仕事を経て現在チームの広報を担当する永田は7年目29歳の大ベテランだ。しかしほぼ毎回スタメンでフル出場を果たしているのは決して所属期間が長いからではない、年齢が上だからでもない、戦力としてどうしても欠かせないプレーヤーだからこそだ。時にはサイドバックとして、時にはMFとして、そしてこの日のようにFWとしてもいつだって安心して観ていられる選手だからこその今があると思っている。
 
2017年5月28日……
ハットトリックという華々しい記録と共に、スフィーダの柱である永田真耶の人間力に改めて驚かされたという記憶が深く深くサポーターに刻まれた日でもあった。
 
 
▼ハットトリック記念サインを日付と共にサポーターのユニフォームに書き込む永田選手
 
▼日付入りのサイン
 
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いざ藤枝へ!

始発で江戸川区を出発し、藤枝へ向かっておりますヽ(・∀・)ノ

ベガルタ仙台レディースと戦って来ます!


そうそう…前回のブログ結構反響を頂きまして、ベガサポの友人がこんな写真を送ってくれましたキラキラ


これは川場村の年…
2012年6月10日のベガルタのホームゲームの時のものだそうです。(会場は仙台大学サッカー・ラグビー場でした)



【ベガルタ仙台レディース結成おめでとう 世田谷サポーター一同】

ご存知無い方の為に書いておきます。ベガルタ仙台レディースの創設は2011年11月のこと。あの東日本大震災の年です。

当時、福島県双葉郡のJビレッジを本拠地としていた女子サッカーの名門【東京電力女子サッカー部マリーゼ】が震災の影響で休部を余儀なくされました。

それをJリーグの株式会社ベガルタ仙台が受け皿となり、新しく創設されたのがベガルタ仙台レディースです。(マリーゼ選手18名を受け入れてそれにセレクション合格者2名を加え20名でベガルタレディースは出発しました)

2011年の3月から…マリーゼとしては全く活動出来なくなってしまい、1年間それぞれの場所でそれぞれの思いを抱えていた選手たちが、もう一度集まってサッカーが出来るようになった場所が「ベガルタ仙台レディース」だったそうです。

(ちなみに2011年にスフィーダに所属していた高橋 奈々ちゃんも…マリーゼ休部に伴い故郷の東京に戻り1年間スフィーダで過ごした後に2012年からベガルタレディースとして再出発したそうです)


そんな発足理由があったからこその…このメッセージ幕…


当時の私はまだ、ベガルタレディースもスフィーダ世田谷もどっちも見たことありませんでしたが、そんなエピソードを聞いて心温かくなりましたピンクハート



送ってくれたベガサポMさんより

【川場村の時は居なかったけど宮城での試合は行きました。

その時にスフィーダのサポーターが『ベガルタ仙台レディース結成おめでとう‼』
の横断幕掲げてくれたんですよね…

それがとても嬉しかったです‼(^^)
スフィーダサポーターの皆さんの温かい心使いがホント嬉しくて…(^^)

当時来ていたサポーターの方に、ベガルタのサポーターが喜んでいた事を知って貰えたら良いなと思います‼(^-^)/】


Mさん、ありがとうございますピンクハート


前回ブログに書いた通りに、選手はだいぶ入れ替わっておりますが…

レディースサポーターさんたちの多くはは、この時のことをまだ覚えてくれてるのかな。

あ、ちなみに試合は1‐6でボコられてしまったようですが(´;ω;`)




うーーーん!!

今日は良い試合したい!


千葉くんタイムは聞きたくないよー(´;ω;`)
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こんにちわ、ショコラですm(_ _)m

一年も潜伏していたのに伊賀上野でのセレッソ戦のブログを結構読みに来て頂いててびっくりです。ありがとうございますm(_ _)m


川邊GMのブログにもありましたが、今週末は皇后杯3回戦です。

【川邊GMオフィシャルブログ】皇后杯3回戦

なでしこリーグ1部の…
ベガルタ仙台レディースとの対戦です。

2012年の10月28日以来…
ほぼ丸々四年ぶりになります。

この日の試合は群馬県の川場村の川場サッカー場(スフィーダのホームゲーム)での試合でした。

※何で世田谷のチームのホームゲームが群馬なのか…って思いますよねw

川場村は世田谷区と1981年に「区民健康村相互協力に関する協定」を締結したそうで、(全然近くないのに平成の大合併の時には合併のお話もあったそうですよ!)
その縁もあって…スフィーダも公式戦を毎年1試合、村スポーツ広場にて開催してたそうですが…2015年にチャレンジリーグがなでしこリーグ2部に変わった関係で(一応「昇格」という形ですが)…サッカー場として…なでしこの基準に達していないんでしょうね。私は行ったことありません。


話はそれましたが…

当時チャレンジリーグ無敗で首位を走っていたベガルタレディースにとってこの川場村での試合は、チャレンジリーグ優勝となでしこリーグ昇格がかかった…とても大事な大事な試合だったそうです。

私はその頃…ベガルタ仙台のトップチームのことは全力で応援してましたが、正直女子サッカーにはあんまり興味がありませんでした。(そもそも24H365日営業のサービス業の社畜だったので土日に休みなんてとても取れなくてサッカー遠征は年に1~2回出来れば上出来でした)

旦那はこの頃…ベガルタの男子と同じくらい女子も一生懸命応援していたので、ベガルタレディースのサポーターとしてその場に居たそうです。仙台からも、関東からも…ベガルタレディースの昇格の瞬間、優勝の瞬間を見ようと多くのサポーターとマスコミが駆けつけたようですよ。
(特に海外帰りの鮫島も居ましたしね)

以下の写真は四年前に旦那が撮ったものを横流しして貰ったものですw



スフィーダのホームゲームだけれど…
超絶アウェイですよね…。



反対側には…

今でも試合の度に貼ってる…チーム幕と#11 永田 真耶ちゃんのマンマミーヤ(Mamma mia→Mamma miya)幕があります…。



レディースのこの白ユニもなんだか懐かしい。この当時は#11 真耶ちゃんがキャプテンなのでキャプテンマーク付けてますね!

旦那…この時レディースの応援に駆け付けたハズなのに…カメラに真耶ちゃんがいっぱい収まってるのは…流石!真耶サポですw



ご覧の通り…この日は雨の中の試合だったそうですよ。

10月末の雨で…群馬まで遠征して…客席も無い公園の広場のようなところで…

選手は勿論サポーターも辛いコンディションだったと思います。



かなりボヤけてますが…

おそらく今ショコラが一緒に90分声を出してるコアサポの同志の皆様…なのかなw



当時 背番号4を背負ってた岡田 あやめもスタメンでした! ポニテの尻尾部分だけがほぼ金髪…若いなぁw



ベガルタレディース側のサポーターはこんなカンジ…。

タオマフ振ってるから(ベガルタが)得点決めた瞬間なのでしょうね。

ちなみにですが…ベガルタが得点時に歌うチャント(オー・シャンゼリゼ)は、#14 田中 麻里菜の個人チャントと同じなんですよ。麻里菜は…失点した時に大歓声のこのチャントをどんな気持ちで聞いていたのだろう…。



真耶ちゃんの奥に居るのは…当時26番だった#19 長澤 優芽かな? 更に奥には#7 森 仁美も居ますね!



かなりブレブレですが…#2 福原 菜緒と、元なでしこ日本代表 鮫島 彩(現 INAC神戸レオネッサ)の対決!

ちょっとこの写真だと楽しそうに追いかけっ子してるようにしか…ですがw



背番号8だった頃の#6 田中 真理子!
菜緒も真耶ちゃんも居るし…なんか今と変わらないですねw



#14 麻里菜がめっちゃ走ってる!シュートまでは行けなかったようですが、ウチにあった写真の中ではスフィーダが攻めてる唯一の写真かもしれません。



結果は0‐5

スフィーダのシュート4本
ベガルタレディースは25本


圧倒的だったようです…。



優勝が決まった瞬間…



ホームゲームで優勝と昇格を決められた…しかも一方的なゲームで…。



優勝&昇格記念Tシャツでしょうか!



旦那はベガルタレディース側でこの景色に歓喜していたとは思いますが…

スフィーダサポーターのみんなは、どんな気持ちでこれを見てたんだろう。

スフィーダの選手たちはどんな想いで見てたんだろう…。

あたしだったら…やりきれないなぁ。



そんな時に…

その日のうちに…

真耶ちゃんがUPしてたブログがこれです。


【永田真耶選手オフィシャルブログ】結果(2012年10月28日)

星一部ところどころ抜粋…

ベガルタ仙台の皆様優勝昇格おめでとうございます。

(中略)

本当悔しくて悔しくて悔しくて。

目の前でベガルタさんの昇格する姿を見れたこと。これも大切な経験です。あーなりたい。皆で喜びたい。

絶対。

(中略)

とにかく、
悔しい。

あ~
うまくなりたいです。


切実に。


あ~

(中略)

早く練習したい。


うちの旦那は…当時何かのきっかけで真耶ちゃんのこのブログを見て…真耶ちゃんを応援するようになり、スフィーダを応援するようになったそうです。

ホームゲームで…
雨の中の試合で…
0‐5でボコられて…
目の前で優勝昇格決められて…

そんな試合の直後に…
まずベガルタに対してお祝いの言葉を述べて、最後に「早く練習したい」って…
何て真面目でストイックな選手なんだと…リスペクトしたそうです。

永田選手を応援したいって…!
スフィーダ世田谷の試合を観たいって!



あたしは旦那が応援してたから…

付き添いで(最初は渋々…w)スフィーダの試合に行き始めて…

気付いたらめっちゃ声出して応援するようになって…

全国行脚するようになって…



だから…ベガルタレディースサポーターでもある旦那は今週末の試合とっても複雑だろうけど…
(あ、勿論あたしもなでしこ1部では当然ベガルタレディース応援してますけど)


あたしにとっては川場の試合は…
ベガルタレディースとの試合は…


スフィーダサポーターとしての自分の原点のようで、とっても感慨深いです。



この対決が決まった時にベガサポの友達に「あの川場村以来の対戦か…胸熱!」って言われたけれど…


GMもブログで書いてるように、メンバーもだいぶ入れ替わってるし…(特にベガルタレディースは)


スフィーダの…当時から居る選手やサポーターが思ってる程には…

ベガルタレディース側は思ってないだろうなぁ…と私も思います。

レディースサポーターの皆さんは「優勝決めたときの相手チームか、懐かしいなぁ!」とは思うでしょうけど…。

だから…リベンジってのとはちょっと違うかな。


ちなみに…ですが

星この当時のスタメン+ベンチ入り選手

【スフィーダ世田谷FC】
#1 川口 真奈(2013年引退)
#2 福原 菜緒(現役)
#4 岡田 あやめ(2015年引退→ユースコーチ)
#14 田中 麻里菜(現役 /キャプテン)
#11 永田真耶(現役)
#18 薄田 春果(現役 / 現在#10)
#8 田中 真理子(現役 / 現在#6)
#24 峯本 千鶴(2013年引退)
#15 笹子 正恵(2012年退団)
#7 森 仁美(現役)
#26 長澤 優芽(現役 /現在#19)

#21 大崎 愛海(2013年退団)
#6 川嶋 珠生(2014年引退→ユースコーチ→トップコーチ→2016 皇后杯より監督代行)
#16 大嶋 さゆり(2013年退団→バニーズ京都SC 2015年退団)
#22 桑原 由恵(2014年引退)
#10 石渕 優紀(2013年退団→現在 大和シルフィード)


7名が現役で残っていて2名がコーチ、監督になってます。

【ベガルタ仙台レディース】
#1 天野 実咲(2013年引退)
#6 中村 真実(2013年引退)
#3 下小鶴 綾(2013年引退)
#2 長船 加奈(2014年退団→浦和レッズレディース)
#15 井手上 麻子(2015年引退)
#13 高橋 奈々(2015年退団→オルカ鴨川FC【元スフィーダ戦士】)
#11 安本 紗和子(現役)
#14 嘉数 飛鳥(現役)
#8 上辻 佑実(2014年退団→日テレ・ベレーザ)
#9 鮫島 彩(2014年退団→INAC神戸レオネッサ)
#10 伊藤 美菜子(2013年退団→横浜FCシーガルズ選手→ユースコーチ)

#21 齋田 由貴(2012年退団→横浜FCシーガルズ ユースコーチ)
#4 山本 りさ(2015年引退)
#5 田中 景子(2012年退団→横浜FCシーガルズ)
#18 中原 沙央理(2012年退団→ムサタン シエンシアコーチ)
#22 坂井 優紀(現役)


現役で残ってるのは3名ですね。



もう四年も経ってるし、チームもサポーターだって…だいぶ人が入れ替わってる。

実際これを書いてるあたしも…この時の試合を自分の目では見てないですし…


因縁でもリベンジでも無いって思ってるけど…1部リーグの、しかも上位のベガルタレディースと試合出来ることなんてめったにないですし、楽しんで戦いたいって思ってます。

簡単にジャイキリなんて出来るもんじゃない。ベガルタレディースのが実力が遥かに上なのは分かりきってます。


でもチームとしての相性ってのは確かにあるわけで…


正直今年の5月の市原臨海(ゼットエー)で観たベガルタレディースとジェフレディースの試合よりは、去年の皇后杯2回戦の伊賀上野でのスフィーダのがジェフレディース相手に良い戦いをしたって思ってるし…

やってみなきゃ分からないとは思ってます。だから土曜日の藤枝が今から楽しみ。


ベガルタレディースは特にサポーターの数も多いし熱いから…今回も超絶どアウェイになるだろなってのも想定済みです。

だからスフィーダを愛する皆様…


声を出さなくても…拍手だけでも構いません。

拍手しなくても…ユニフォーム着て来るだけでも、ユニじゃなくて青い服着てくれるだけでも大丈夫ヽ(・∀・)ノ

どうか少しでも…
土曜日の藤枝のスタンドを…スフィーダブルーに染めてくれないでしようか…。

そして我らがスフィーダ世田谷FCの勇姿を見守り、後押ししましょう!一緒に闘いましょうヽ(・∀・)ノ


長くなりましたが…
読んで頂きありがとうございましたピンクハート


ベガサポの皆様…
ショコラも勿論トップチームだけでなくベガルタレディース応援してますよ。でも、スフィーダだけは自分にとって特別なので…土曜日だけはレディースを敵に回しますm(_ _)m 申し訳ないですが、よろしくお願いしますm(_ _)m
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