日本ロレアル株式会社様から商品提供いただき、ラ ロッシュ ポゼ UVイデア XLプロテクションBBをモニターさせていただきました。
使用カラーは#01 ライトです。
ラ ロッシュ ポゼ
UVイデア XL プロテクションBB
SPF50+ PA++++
公式サイト:http://www.laroche-posay.jp
公式サイトで、2/6から先着5,000人限定でBBクリーム+化粧水+クレンジングのトライアルセットの配布をやっています。
敏感肌用の高SPFな日焼け止めといえば、真っ先に候補に上がるのが ラ ロッシュ ポゼ ですよね。
外箱に目が不自由な人が手に取れるよう点字が打ってあったりもして、皮膚科にも置いてあるメーカーは心構えが違うなと思いました。
ホスピタリティ。
紫外線だけじゃなく花粉やPM2.5など肌荒れの原因になる外的刺激からも防御してくれるみたいです。
一昨年くらいからこれ系の謳い文句が付属する日焼け止め製品が増えた気がします。
それくらい花粉時期に肌荒れで悩む人が多いんでしょうね。
かくいう私もその一人で、平素は全く敏感肌というわけではないのですが(むしろかなり頑丈)花粉症のせいで5月半ばくらいまでは、鼻周りと目周りの皮膚はガサガサでボロボロ・外気に晒されている頬や額には謎の痒み・マスクが肌に触れてる部分は被れたように赤くなったりと、お化粧なんてどうでも良くなるような肌荒れ地獄に突き落とされます。
そんなこんなで例年通り今年もいよいよ花粉が舞い始めてしまったので、アレグラ飲みつつ、アレルギー用の目薬を差しつつ、ラロッシュポゼのBBを使ってみました。
以下その使用感レポートです。
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結論から言うと、上手に塗るのがちょっと難しい商品だなと思いました。
思いの外ハイピグメントで、顔料粒子がモタつく。
スキンケア直後何も考えずに適当に指で塗ったら物凄いムラムラになったので、慌ててFDブラシで伸ばしました。
BBクリームって言うと手軽で時短なイメージですけど、これはきちんとメイクアップベースを塗ってから、ファンデーションを塗るのと同じ感覚で丁寧に使った方が失敗しない商品だと思う。
というか、化粧下地をちゃんと塗らないと毛穴パカーンな人(私のことです)は顔料粒子が汚く毛穴落ちしてしまうと思う。
成分表示は上から、水、酸化チタン、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、グリセリン、ドロメトリゾールトリシロキサン、ジメチコン、変性アルコール、テレフタリリデンジカンフルスルホン酸、PG、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、以下略の並び。
旧作と配合が変わってる。
酸化チタンは紫外線散乱材の白色顔料。
たぶんこれがたっぷりこってりみっちり入ってるから粒子がモタモタするんだと思われる。
なんだかんだで紫外線対策は顔料の物理防御が最強だと思うので、これはこれで有りな処方だとは思う。
肌に優しい低刺激を謳った高SPFの日焼け止めって、大抵成分表示の上の方に酸化チタンがあって、低刺激性を追求すると粉体のナノ化を避ける傾向があるからか、往々にしてこういう粉末のモタつきが見られる気がします。
ちょっと昔のドーラン感が出ると言うか、端的に言うと塗布後の肌があまり綺麗に見えないんですよね。
今ってフェイスパウダーの粒子がむちゃくちゃ細かくなってるから、それに慣れた身だとこの粒子の大きさからくる粉がコナコナした感じが目に付いてしまう。
メトキシケイヒ酸エチルヘキシルとジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシルはUVA波を防止する紫外線吸収剤。
ドロメトリゾールトリシロキサンとテレフタリリデンジカンフルスルホン酸は両方ロレアルが特許持ってる紫外線吸収剤で、前者はUVA波とB波両方に有効なやつで、後者は流行り(?)のロングUVAが防げるやつ。
SPF50+ PA++++という非常に高い数値を打ち出しているだけあって、多種多様なUV成分がフルコースで入ってて鉄壁防御感はある笑。
日焼け止め特有の皮膜感も結構強い。
その割に落とした後の肌が萎んでる感じはそんなにしなくて、驚きつつも安心しました。
ここが敏感肌用コスメブランドの真骨頂なのか?
使用色は、01 ライト。
BBによくあるグレイッシュな色み。
彩度低いベージュピンク系。
色出しがとても綺麗だなーと思いました。
標準色よりやや明るくらいの私の肌には暗くもないし白浮きもせずでちょうど良いかな。
夏に多少日焼けしても浮かない程度の明度だと感じました。
使用感はああグリセリンですねっていう感じ。
端的に言えばちょっとペタペタする。
良く言えば乾燥しなさそうだしほどよく艶も出るし綺麗なんだけど、風が強い日は得に異物を皮膚に吸い付けちゃうから良し悪しかなー。
私はこのあと、MUFEのHDパウダーとかNARSのライトリフレクティングパウダーとかをブラシで肌の表面がサラッサラになるまで付けてます。
というか、花粉の時期って粒子がウルトラ細かいパウダーで肌表面の凹凸埋めて摩擦係数0のツルサラにしといた方が肌荒れなくないですか?
艶が欲しい時はパール系下地を仕込みつつパウダーハイライトで後載せする感じで。
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一週間使ってみた感想としては、紫外線に対する備えとしては良いものだろうなと思ったけど、化粧品として考えるなら万人にはお勧めしないかなーと思いました。
というか、日焼け止めってあちらを立てればこちらが立たず、みたいなところがあるじゃないですか?
高SPFを求めれば、肌負担が増えたり。
安全性の高い成分を求めれば、使用感が悪くなったり。
高SPFでハイトリートメントで使用感も頗る良い日焼け止めっていうのもあるにはありますけど、そういうのは大抵お値段が1万円を軽く超えて来るから、庶民が毎日惜しみなく使うにはちょっと辛いしお財布には手酷いダメージが来ます笑。
だから大前提として、誰もが満足する満点をつけられる日焼け止めってまだこの世にないと思うんですよね。
求める機能に優先順位を付けて、どこかで妥協して商品を選ぶ感じになるから。
そういう意味で、私は特別敏感肌ではないから、
(そもそもこの時点で私はラ ロッシュ ポゼが想定している客層からは大きく外れているんですよね、敏感肌向けの製品なわけですし。)
どっちかというと成分の安全性的なことよりも、使用感の良さや塗布した肌の見た目の綺麗さなんかを重視してしまうタイプなので、特別肌が揺らいでいる時期とかじゃない限りはわざわざこれを選ばなくてもいいんじゃないのかな?って思ったのでした。
やっぱり塗った時の顔料粒子のモタつきが凄く気になってしまったんですよね。
もともと乾燥肌ゆえに肌表面に細かい皮剥けなんかがしょっちゅうあってムラづきし易いし、毛穴用下地を常時2種類使うほどの毛穴気になるマンなので毛穴堕ちする恐れのある商品はなるべく避けたくて。
さりとてムラ付きと毛穴落ち防止にファンデーションブラシで薄く伸ばすのも、日焼け止めの特性上、良し悪しでしょうし。
やっぱりある程度厚みを保って塗らないと日焼け止め効果ってなくなっちゃいますもんね。
肌が荒れてしまうから他に使える日焼け止めがないとかならばこの点も妥協出来ますが、幸いにして私の場合はそうではないので他の選択肢を試してみてもいいのかなって。
紫外線対策面では、成分的にも顔料の濃度的にも「UVA波もB波も通さないぜ!!絶対日焼けなんかさせるか!!」っていうメーカーの本気がビシバシ伝わって来るので笑、そこについては信頼度が高いし、焼きたくないのに外にいなきゃいけない日用のお助けコスメとして手持ちにあったら心強い商品だなとは思いました。
まあ特別敏感肌じゃなくても、日焼け止めで肌荒れしやすい人っていうのは存外多いので、そういう人にはラ ロッシュ ポゼ試してみる価値はあると思います。
今なら無料トライアルセットが取れるので嬉しいですよね。