5月13日発売のNARSのサマーコレクション・UNDER COVERをタッチアップ・予約をして来たので引き取り前のざっくりレポ。
(ちなみにうめだ阪急は6日、新宿伊勢丹は7日、池袋西武は11日に既に先行販売が開始されています。)
日本の公式サイトの方がまだ更新されていないようなので笑、USAの方を貼っておきます。
https://www.narscosmetics.com/USA/summer-2016.html
↑サイト内にアップされているアニメーション動画がめっちゃかわいいので是非見て欲しい!
私は今回新色のデュアルインテンシティーアイシャドーを3色予約して来ました。
(あとはインケースで決める。)
#1942 Topless(シーシェルピンク)
#1943 Pool Shark(イリデッセントペリウィンクル)
#1944 Deep End(シマリングティールグリーン)
全て限定色です。
望月さんのインケースも予約しました。
めちゃくちゃ愉しみです。
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タッチアップしてみてまず思ったのは、兎に角ツヤが凄い!ということでした。
前回のクリストファーケインコラボはラメ!ラメ!!ラメ!!!だったけど、今回のはツヤツヤツヤツヤツヤツヤツヤツヤツヤツヤツヤっていう感じ。
あと雰囲気も去年と160度くらい違います。
クリストファーケインコラボはナードの夏って感じだったけど笑、今回のはバカンス!リゾート!ヘルシー!っていう感じ。
ナードな私的には去年の方が好みというか自分を取り巻く不健康な雰囲気と合うんですけど笑、ナードもナードなりに太陽には憧れるものなのです。
ネットの Swatch だとグリグリ塗ったものが多いから多分メタリックなイメージがあると思うんですけど、それらは全て忘れてください。
フサフサのブラシでシアーに塗ると、3色とも透明感抜群でめちゃくちゃ綺麗で可愛かった。
自分用にカウンターで撮らせて貰った画像だからいろいろアレなんですけど、見てくださいよ、この透明度。
上から#1944グリーン、#1943ブルー、見切れて#1942ピンク。
これでも結構濃く付けてて、もっと薄くも出来ます。
色というより艶を載せる感じ。
カラーセロファン的な。
デュアルインテンシティーアイシャドーって、パウダーだけどめちゃくちゃしっとりしててクリームみたいでしょ?
指でクリームを伸ばすみたいに塗るとこんなんなのです。
グリーンもブルーもピンクもツヤツヤツヤツヤツヤツヤツヤツヤツヤツヤツヤツヤツヤツヤだ!
全部多色ラメっていうか、多色シマーっていうか、多色ピグメントっていうか、虹色セロファン。
この虹色セロファンなブルーとグリーンとピンクを水彩のように混ぜて重ねたら、どれほど尊いだろうか。
理想としてはこんな感じで混ぜて使いたい。
出典:MAC COSMETICS × Peter Som 2013 spring/summer
タッチアップしてくれたBAさんは、トープブラウン系のペンシルシャドウをベースにして#1943ブルーと#1944グリーンを重ね塗りしてるって言ってたんだけど、すごく綺麗な色だった。
インサイドにミントグリーンや水色のアイライナーを引きいたりもしたいな…!!
もちろん重ねれば濃くなりますし、ウェットにするとさらに色の密度がギュッと詰まって見たままの発色になります。
こんな感じで。
出典:http://swatchandreview.com/nars-cosmetics-under-cover-summer-2016-collection-review/
2Wayな使い方が出来るのがデュアルの魅力。
ウェットでアイライナーみたいに引いても可愛いですよね。
最初はなんじゃこの絵はくらいに思ってたのに(すみません)、もうこのパケも愛しくなって来ている。
以下、色別感想。
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#1942 Topless
Seashell pink シーシェルピンク
今回の新色は3色とも質感が違って、取り分けこの#1942 シーシェルピンクは、ツヤツヤを極めている。
ものすごく細かく砕かれた多色パールが入っていて、色の名前が#シーシェルピンクだけどまさにその通りで、貝殻の内側の虹色の入り混じった薄いピンク色の螺鈿の煌めき、あれがまんま再現されてる感じ。
人間の皮膚の血色にほんの少しだけ明るさを足したようなヌーディピンクで、アイシャドウパレットに入っているハイライトカラーのようなわざとらしい白光りはしない。
自前の皮膚が光を放っているかのようなツヤが作れる。
ちょっと前に Pat McGrath Labs の Skin Fetish という凄まじいハイライトを買ったんですが、それに通じるツヤ感にノックアウトされた。
ブルーとグリーン目当てでカウンターに行ったし、こんなありふれたベージュピンクなんて一切買う気なかったんですけど、触ってみたら全然ありふれてなかった。
これは真面目に名脇役の予感。
色み的には、シングルアイシャドーの#2089(去年の春コレの新色)と激似だと思います。
(ただ#2089にはピンクとイエローの大粒ラメがちょろっと入ってるので違うと言えば違います。)
でも粉質が全然違うので透明度が違って、目元用の Pat 感があるのは断然今回のシーシェルピンクです。
ネット上のDUPEとしては同じデュアルインテンシティーアイシャドーの#1925 ANDROMEDA が挙げられてますが、こっちとはあんまり似てないと私なんかは思います。
色み自体は似てるんだけど、塗ってみるとテクスチャが結構違って、#アンドロメダの方はもっとマットというか、陶器っぽい艶。
#シーシェルピンクの螺鈿の艶とは種類が違うと思う。
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#1943 Pool Shark
Iridescent periwinkle イリデッセントペリウィンクル
色名がまず可愛いよね。
プールシャークってこれじゃん。
出典:http://clashmusic.com/fashion/lazy-oaf-presents-swim-club
ピンクに偏光する繊細なシマー+チラチラ瞬く多色ピグメントがたっぷり入った、ラベンダー混じりのブルー。
前述したようにウェットで濃く付けると見たまま発色になるけれど、薄く薄く付けるとシマーがピンクだからベースの粉は青だけどハイライトとして頬に使っても変じゃないんじゃないか?!と思うくらいのスケスケ透明感カラー。
同じデュアルインテンシティーアイシャドーの#1928 CASSIOPEIA の従弟的な雰囲気もあるけど、粉質がちょっと違って、#1943の方がよく伸びて最終的な透明度が高いので白濁りしない。
(ただ#1943には#1928 カシオペアみたいな超絶可愛い大粒の青ラメは入ってない。細かいシルバーのものがチカチカするかな?程度。)
#1928 カシオペアって多分今あるNARSのアイシャドーの中でベスト1のドリーミング極まった最強に可愛い色だと思うんですけど、面で白っぽく光すぎてそれが白濁感に通じてしまっていまいち使いこなせる気がせず、可愛いけれど買ってない色なんですけど、#カシオペアに対して私のような感想を抱いている人なんかは、今回の#1943 プールシャークを手に取ってみて欲しいですね。
単品で使っても良いけど、ニュアンスチェンジャーとしてもお勧めとのことで、タッチアップでは仕事用に付けてたブラウン系のアイシャドウの上から重ねて貰いました。
(ちなみにこの時付けてたのはクレドポーボーテのオンブルクアドリn#314 です。)
するとどうでしょう!
ごくふつーのブラウンがミステリアスな雰囲気に変わって、幻想的でどこかアンニュイな雰囲気もあって、すごくすごく素敵な色に…!!
前述の美少女から「(プールシャークは)紫陽花の妖精みたいになるよ!!」と伝え聞いていたんだけど、私も確かに自分の背景に雨露に濡れた紫陽花を視た…。
ブラウンやグレーをベースに上からサッとひとはけするとベーシックな日常の色がニュアンスのある色っぽしっとりカラーに変わってなんとも可愛いし、
オレンジやピンクをベースにサッとひとはけしても夕暮れの海みたいになって綺麗でしたよ。
この感じは去年のクリストファーケインのデュオのパープルとシングルのオレンジピンクを重ねた色が好きだった人は好きなはず 。
ベースの色み自体はラベンダーブルーなんですけど、シマーがピンクに偏光するので、ブルーが苦手な人でもいける色です(断言)
ブルーなんだけどシマーがピンクなので、寒色だけど寒色じゃなく使えると思います。
なんだか日本語が不自由な人みたいになってしまったけど笑、#1943 プールシャークはとにかく透明度が高いので、ベースに何を塗るかで発色が全然違って来るので、あんまりこれを青ないしは青紫だと捉える必要はないと思うのでした。
敢えて何色かと定義するなら、私は「ピンク」だと思う。
見た目はブルーなんだけど、実はこれはピンクだから、普段ブルーないしはラベンダーが苦手or似合わない人でも抵抗なく付けられるんだと思う。
ピンクは人体にある色なので顔馴染みも良いですからね。
去年のクリストファーケインのデュオも、右側は見た目はラベンダーだったけど、塗ると鮮やかなピンクラメに引っ張られて、発色自体はホットピンクだったでしょ?
それと同じ理屈で。
噂によるとエレガンスクルーズにも似た色があるらしいです。(詳細)
あと例によってかやちゃんの着画がやばいのでリンクしておきます。
動画は見たら可愛くて倒れる。
https://twitter.com/kayaxkxk/status/729667117105053698
静止画もやばい。
https://twitter.com/kayaxkxk/status/728872261193601024
https://twitter.com/kayaxkxk/status/728874048151674881
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#1944 Deep End
Shimmering teal green シマリングティールグリーン
3色の中ではこの#1944グリーンが一番ラメ感が強いです。
薄く伸ばすと彩度低めの青みミントグリーンのラメが箔のように煌めいて、人魚姫の尻尾を思わせた。
薄く薄く伸ばしても少しメタリックっぽさがあるかな。
薄く伸ばした時の箔っぽい感じも、色みも、トムフォードのクリームシャドーの#セイレーンブルーに似てると思う。
買う前に比べてみると良いと思います。
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商品引き取り&インケース後にまた記事書きます。
余談ですが。
実は(?)カウンターに出向くのが遅くてピンクもブルーも通常分の予約枠はもう既に終わってしまっていたんですが、イベント分の在庫が確保してあるとのことだったので、インケースの予約をすることで商品の予約もさせて貰えたのです。
(もともと日程さえ合えばインケースは是非にでもお願いするつもりだったし、叶うなら望月さんかウゴさんにお願いしたかったので念願成就なんですけど。)
予約出来なかったけどサマコレ欲しいよー!という人は、最寄りのカウンターでイベントについて訊いてみたらどうでしょうか。
イベント枠が空いていれば、素敵な夏メイクを習いつつ確実に商品が買えるかもしれませんよー。