B型の恋人 151 | ネガティブ、アナログ人間

ネガティブ、アナログ人間

東方神起のユノとチャンミンが大好きです。
二人のあまりの格好良さに、二次元の世界のようで、日々妄想しています。
ここにでてくるお話は、あくまでも妄想であって、本人達とは、全く関係ございません。

基本アナログでネガティブです。



「な……な……な……」

真っ赤な顔のチャンミンが吃りながら何かを訴えている。

「ど、どうした?」

「生声?」

「う、うん。そうみたいだな。」

この安い民宿にはテレビもついてない。

「ってことは、今、いたしてますか?」

「あ、ああ。らしいな。」

俺達の会話の間にも、その行為は続いているようで、女の声はさらに大きさをましている。

急に、チャンミンが俺の耳を塞ぐ。

「どうした?」

「聞いちゃダメ!」

いや……おまえもな。

そのうち、男の声もしてきた。

おそらくフィニィシュを迎える頃だろう。

急にチャンミンがすくっと立ち上がる。

ん?どうしたんだ。

壁際に近寄るから、わざわざ、壁に耳でも当てて、その声をさらに聞こうとしているのかと思った。

すると、チャンミンは、壁を叩き
「うるさぁい!!」

と、大きな声をあげる。

その声は、ピタッと止まった。

俺は唖然として、チャンミンを見つめる。

「これで、悪霊は退治できました。
さあ、寝ましょう。」

あ、悪霊……ね。

まあ、確かに迷惑だな。