24歳のころ | ちょこボラ!しよう

ちょこボラ!しよう

「ちょこボラ」とは、「ちょこっとボランティアする」こと。今すぐ簡単にはじめられる「ちょこボラ」の数々を紹介します。

1年遅れだけれど、先日、娘の七五三写真を撮影した。かしこまって撮るスタジオ写真はあまり好きではないのだけれど、七五三とか成人式とか、節目節目できちんとした写真を撮っておくのもだいじかな、と思って。
きれいなキモノを着て、ちょっと気取った娘のそばに、スーツを着て立つ我が姿。「いちおう自分も親になったんだなあ」と、何だかしみじみ再確認。ずいぶん遠くまで来たもんだなあ。つい昨日、自分が親に手をつないでもらっていたような気がするのに…。
香田証生さん、ころされちゃったな。「日本に戻りたい」っていった彼の言葉、今も心に残ってる。うつむいた感じの表情も…。はじめにニュースを聞いたときは、「なんておバカなやつなんだ」と思ったけれど、考えてみれば、自分だって24歳のころは救いようもなくバカだった。分別もなくやりたいようにやって、身のほども知らずに恥をかいて。でも、ころされちゃうなんて、ホントにバカだよ。すごいバカだよ。
もっともっと痛いのが、親御さんたちの心中。「もしも自分の娘だったら…」って思ったら、想像するだけで心がすくむ。きっと彼も、両親に手をつないでもらって七五三の写真を撮りにいったり、成人式を祝ってもらったりしたんだろうなあ。小学校に入学したとか、高校受験に合格したとか、家族の行事がさまざまにあって。ささやかだけれど、どこの家族とも同じような悲喜こもごもがあって。
「いってきます」って元気に家を出ていった日が、昨日のことのように、あるいは遠い遠い昔のことのように、思えたりもするんだろうな…。