先日、ライフタイムクリエイターであるSaikoさんが開催されたマルセイユタロットの1day講座へ参加してきました。
写真は、そのときSaikoさんと参加者みんなで作ったタロット曼荼羅。
久々に78枚すべてを広げたのですが、大アルカナ、宮廷カード、小アルカナを1枚1枚並べたこの図はまさに壮観でした。
1枚1枚をじっくり眺めることでもマルセイユタロットに込められたシンボルの奥深さに圧倒されるのですが、全体を俯瞰することでも色々と感じるものがあります。
講座は、タロット研究者としてだけではなく、映画監督や詩人といった芸術家としても精力的に活動をしている多彩なホドロフスキーの著書、『The Way of Tarot』をテキストにして進められたのですが、中でも印象的だったのが
「ほとんどのタロット著者は、カードをひとつひとつ分析したり意味を描写しますが、デッキ全体をイメージすることをしません。しかしながら、本来のアルカナ(秘伝)の学びはタロット全ての一貫した順序に基づいてはじめるものです」
という言葉(訳はSaikoさんです)。
一は全、全は一。
細部だけを見ていても、また全体だけを見ていても、捉えきれない世界がある。
このことは、タロットだけではなく、自らの課題と向き合うときや、ヨガをしていく上でも大事な視点ですよね。
どちらの視点を欠かしても、本質には近付けないのだと思っています。
こうやってタロット談義ができる機会を頂けてとっても楽しい1日でした。