南三陸にいってきました。 | Have a great day!

Have a great day!

「今日という一日を大切に。」どんな場所でもどんな時でも前向きな気持ちで、人生を切り開いていきたいです。

金曜日から土曜日にかけて、会社の有志メンバーで南三陸に

ボランティア活動に行ってきました。



震災から1年過ぎてしまってからの、初めてのボランティアだし

まだ1回の参加でブログに書くのも恥ずかしいと思っていたのですが

現場で活動するときにサポートしてくださったスタッフの方が最後に、

東北の現状をツイッターでもブログででも広めてくださいと

言ってくださったので書かせてもらうことにしました。



うまく伝わるかわからないけど、

わたしの知り合いのひと数名にでもなにか伝わればと思っています。





以前に比べると、メディアからの現地の情報はだいぶ減り、

わたしも実際どんな状況なのかと不安を持っての参加でした。

持ち物もどこまで準備していけばいいのかとか、手探り状態。



作業内容も現地に行ってみなければわからないと言われていました。

実際におこなった作業は瓦礫撤去でした。



でも、予想していたような家具や家電のような大きな瓦礫はすでにだいぶ整理されており、

特に女性のわたしたちは土のなかにまみれている細かい瓦礫を

仕分けしたり、雑草をむしったりする作業、そしてそれをバケツや一輪車を使っての運搬。



何軒も家が建っていたと思われる土地からは、

食器の破片やガラスの破片、お風呂場のタイルと思われるもの、

恐らく津波発生当日に止まったと思われる時計など

色んなものを目にしました。


普通の生活がつい1年ちょっと前までにはあったんだと思うと

その方々はいまどうしてるのかと、考えずにはいられませんでした。



また、そんな瓦礫のなかから沢山の貝殻がでてきて

そこも海水で埋まってしまっていたのかと、津波の現実を初めて実感しました。

それまではテレビを通してしかみたことがなく、

どこか実感がなかった自分がいたと思います。



そして、生えている雑草はしっかり根をはっていて

なかなかむしることができず、

わたしたちが東京で普通の生活を送っているあいだも

気づけば震災発生からもう1年も経ってしまったんだという時間の経過を

教えられたような気がします。



時間という制限はあるものの、見渡せば整備しなければいけない土地は

果てしなく広くて、まだまだ人の手の必要性を感じました。



二日目は私たちのほかに2つの団体も一緒だったのですが、

作業を開始したときに比べると片付いていた土地をみて、

みんなでやれば、少しずつでも復興に近づくことができるんじゃないかと感じました。



夜には、被災者の方から発生当日のお話を伺うこともできました。

本来その方は、南三陸の素晴らしいところをアピールして

観光をサポートするお仕事をなさっていた方。


津波発生当日の夜から翌日までの記憶がないそうで、それほどのショックな出来事を

口にすることは想像以上に、想像できないほど辛いことだと思います。

でも、ご自分の使命は震災を語り継ぐことだと思い、

このような機会をくださったそうです。



明日からまた、普通の生活が始まります。

次に被災地に行くときまでに私たちにできること。

サポートスタッフの方から、「三陸わかめを食べてください。」とのお話を

いただきました。

現地に行くまでは、風評を気にしていた部分もあるわたしです。

しかし、現地に行ってそんな不安はなくなりましたし、

小さいことだけど、三陸わかめを食べることから始めようと思います。

みなさんもぜひ食べてください!

そして、近くのスーパーになかったら、店員さんに「三陸わかめ、置いてないんですか?」

って問い合わせてみてください。
photo:02



最後になりましたが、今回このような貴重な機会を与えてくださった



会社に改めて感謝しています。




明日からの私たちにできること、もう一つ。



会社として利益を出し、このような機会を今後もつくっていくことだと思います。






ほんとうは個人でもこういう行動を起こせるのが理想ですが、



最初の一歩を踏み出すことがなかなか難しいので、今回後押ししていただけて



ありがたかったです。




仕事以外の場で、他部署の皆さんとも一緒に過ごせる時間が長く



とても貴重な時間でした。




みなさまありがとうございました。



明日からもがんばりましょう。



iPhoneからの投稿