4月3日に胃がんの手術をした父、今日の午後退院しました❣️
手術前日の入院からほぼひと月。
術後、縫合不全による膵液漏という合併症を発症したため、2週間ほどの入院の予定が倍以上にはなってしまいましたが、再手術になることなく退院できて、良かったです
胃の4分の3を切除したので、それなりに大変な部分はあるようですが、そこそこ食べられるようにもなっているので一安心。
ただ、姉がごく近所に住んでいるとは言え一人暮らしなので、退院後の食生活は心配です。
一度にたくさん食べずゆっくりと時間をかけて食べる。
そして1日3回の食事と3回のおやつで栄養を摂る。
これはおやつを食べる習慣の無い男性にはなかなか難しいようです。
父も、おやつを食べるのは忘れそうだと今から言っているので心配です
元からの糖尿病もあるので、血糖値のコントロールもこれから難しいところ。
そこについては、今まで入院していた県立総合病院の内科医師から、元からかかっていたクリニックの医師にまた 引き継がれて、様子をみていくことになります。
前回のブログに書いた抗ガン剤の件は、今日外科の主治医とゆっくり話ができました。
結論的には副作用の出ない範囲でTS-1を服用してみることになりそうです。
主治医も、普通に食事が出来る普通の生活をしていくことが最重要という考えで、そこに無理が生じるような処方はしない、TS-1でそれが難しければ、前世代のUFTを使うことも考えるということなので、お任せしても大丈夫かなと。
父はリンパ節に3箇所転移があり、そこが結構腫れていたので何もしないのはやはり不安ということも、抗ガン剤をやる選択の大きな要因です。
UFTという抗ガン剤については私はほとんど知らなかったのですが、TS-1と比べて副作用は10分の1くらいと言われていて、効き目については大掛かりな調査が行われなかったためにエビデンスとなる数値はないけれど、主治医の感覚としてはTS-1と同等の効き目はあるのではないかということです。
後でUFTについて調べてみましたが、色々あるみたいですね〜、「オトナの事情」とでも言うようなことが
エビデンスは大切ですが、公表されている数値だけが全てではないということを改めて感じました。
私も、抗ガン剤にやみくもに反対というわけでは全くなく、父ができるだけ普通の生活を維持しつつ、再発や転移の可能性が低くできればそれに越したことはないわけで。
ただ不安要素については、父本人なり家族なりが納得できるようにしておくことが大切ということはこれまでの経験で実感しています。
納得した上であれば、結果が思うようにならなくても後悔は少ない(全く無くなるわけではないと思いますが)と思うのです。
そういう意味で、今日の主治医との話は納得できる要素が多かったと思います。
話の中で、夫が胆管がんでTS-1を服用した話もし、また主治医のお父様がいま胆管がんで抗ガン剤治療中という話も聞きました。
がんの治療というのは、その人の生き方、大切にしようと思うものが大きく影響するということを改めて感じました。
父は初め、医師の勧めるままTS-1を服用するつもりになっていたようですが、私と、私と同様に副作用を危惧する姉の話を聞いて服用はやめておこうかと一旦考え、また今日の主治医との話で服用することに決めるようです。
それで良いのではないかと思います。
父は好きな物を食べて好きなことをして、2年後のラグビーのワールドカップが観られればそれでいい、と今は考えているようです。
その実現を全力で応援していきたいです
昼食後に退院した父。
家に帰って好きな日本酒を飲んでみる、と言うので冗談かと思ったら、本当に少しだけ飲んでみてました
香りは良かったようですが、味は「辛い❗️」と
この点の味覚は少し変わってしまっていたようで、でも良かったです。美味しく感じたら沢山飲んでしまいかねないので、、、
家に帰るとすぐに、溜まっていた郵便物などのチェックをし、買い物にも姉と私と一緒に出かけ、帰ったらまた片付けをして、と退院早々休みなく活動していた父。
夕飯は父のリクエストでお刺身。
お祝いのビールも少し飲みました。
さすがにかなり疲れたようで、さっき夜のおやつを食べてきっちり30分座って休憩した後、早々に寝に行きました。
病院では夜中に何度も起きて睡眠不足だった父。
ひと月ぶりの自分のベッドで、ゆっくり眠れますように!
昨日から実家に泊まっている私。
今晩も父の寝室後隣の部屋に泊まって、様子をみます。