矢田寺の猫②
前回の続きです。
撮影会の最中、ウルル君は何かを見つけました。
察しのいい人はお気づきかも知れませんが。
※ウルル君はメインクーン系MIXです。
ウルル君が見つけたのは例のダックス君
彼は撮影会をほっぽりだして追いかけて行きました。
追跡するウルル君、追われるダックス君。
観光客も皆、追跡します。
周りは「猫が犬を追っかけてる」とざわついてます。
完全に獲物としてロックオン状態です。
飼い主さんとダックス君は気づいてません。
めっちゃ見てます。
ダックス君、ピンチです!!
周りのおばちゃんの「猫が犬を狙ってる」の声でやっと飼い主さんが気づきました。
びっくりしてワンコを抱っこして走って逃げて行きました。
周りは大爆笑でした。
何もしないと思いますが、さすがメインクーンの血が入ってるだけありますね。
疲れて境内で休憩してたらウルル君が私の方をずっと見てました。
ほとんど目線を合わせてくれなかったので驚きました。
私に何か言いたげな表情でした。
この時はまだウルル君が兄弟を亡くした事は知りませんでした。
何が言いたかったのかは分かりませんが、ウルル君のお蔭で楽しい時間が過ごせました。
ウルル君、ありがとう。
頭を撫でて境内を後にしました。
あの例の階段を下りながらチロさんの事を思い出していました。
チロさんのあの大きな体を抱っこしたいなあ・・・。
懐かしくこんな事ばかり考えてました。
無理なお話ですが・・・。
チロさんと同じブラウンタビー&ホワイトの子を見ると泣いたりしてましたが、カラーが違うと
そうでもなかったですね。
ウルル君は私に何かきっかけをくれたかも知れません。
よその猫ちゃんの話ばかりしてるとチロさんが怒りだすのでこの辺で。
この後、勿論チロさんにお土産を買って帰りました。