さだまさしさんの歌『風に立つライオン』の
モデルになった、当時長崎大学の医師柴田先生と
さだまさしさんが、
NHKの『さだまさし&大沢たかおアフリカ紀行』
2015年1月4日(日)22:00~23:29 BSプレミアム
の撮影の為、
チャイルドドクターの見学に来てくださいました。
柴田先生とさだまさしさん、
チャイドクの医師である公文とのトークセッション、
チャイドククリニック内の撮影してくださいました。
次の日はナイロビ日本人学校で
さだまさしさんのコンサートが開かれ、
『風に立つライオン』を聞くことができました。
日本を離れ、ナイロビで暮らす日本人の視聴者
約300人も歌詞を聞き、柔らかいさださん声を聴き、
涙を流している人が多くいました。
ありがとうございました。
塚原
『風に立つライオン』
突然の手紙には驚いたけど嬉しかった
何より君が僕を怨んでいなかったということが
これから此処で過ごす僕の毎日の大切な
よりどころになります ありがとう ありがとう
ナイロビで迎える三度目の四月が来て今更
千鳥ヶ淵で昔君と見た夜桜が恋しくて
故郷ではなく東京の桜が恋しいということが
自分でもおかしい位です おかしい位です
三年の間あちらこちらを廻り
その感動を君と分けたいと思ったことが沢山ありました
ビクトリア湖の朝焼け 100万羽のフラミンゴが
一斉に翔び発つ時 暗くなる空や
キリマンジャロの白い雪 草原の象のシルエット
何より僕の患者たちの 瞳の美しさ
この偉大な自然の中で病いと向かい合えば
神様について ヒトについて 考えるものですね
やはり僕たちの国は残念だけれど
何か大切な処で道を間違えたようですね
去年のクリスマスは国境近くの村で過ごしました
こんな処にもサンタクロースはやって来ます 去年は僕でした
闇の中ではじける彼等の祈りと激しいリズム
南十字星 満天の星 そして天の川
診療所に集まる人々は病気だけれど
少なくとも心は僕より健康なのですよ
僕はやはり来てよかったと思っています
辛くないと言えば嘘になるけど しあわせです
あなたや日本を捨てた訳ではなく
僕は「現在」を生きることに思い上がりたくないのです
空を切り裂いて落下する滝のように
僕はよどみない生命を生きたい
キリマンジャロの白い雪 それを支える紺碧の空
僕は風に向かって立つライオンでありたい
くれぐれも皆さんによろしく伝えて下さい
最后になりましたが あなたの幸福を
心から遠くから いつも祈っています
おめでとう さようなら