わたしの父は糖尿病で両目の視力をほとんど失い、障害年金を受給して生活している。
2012年11月22日、父の誕生日祝いに二人で食事をした際、純ちゃんのことを相談してみた。
年金機構へ行って話を聞いてくるといいと言われ、27日、職場近くの年金機構へ足を運んだ。
年金請求書をもらうだけのつもりだったけど、空いているとのことだったので書類に自分の名前と住所、純ちゃんの名前と生年月日を記入して相談窓口へ。
年金番号などわからなくても、純ちゃんを特定できたようでスムーズに有益な話ができた。
わたしは本人ではないため、個人情報にかかわることは一切触れずに、でもわかりやすく話をしてくれた。

以前は、進行性の病は障害年金の対象にはならなかったけど、今は請求が可能とのこと。
請求のポイントは大きくわけてふたつ、初診日と請求理由。

初診日とは、最初に病気がわかった日で、その日から1年6ヵ月後が障害者認定日となり、そこで初めて請求ができる。だから、初診日がいつなのかが大事になってくる。
純ちゃんの場合、2011年11月の健康診断で『要精密検査』との記載があり、それがきっかけで肺がんが発覚したため、その診断日が初診日となるという。
健康診断の検診結果は大事な提出書類。

そして問題は請求理由。呼吸器系の場合、慢性呼吸不全でもない限り申請は通りにくい。
ザーコリの副作用で視覚障害があっても、目が片目でも見えている以上は認定されない。
とすれば、骨に転移したための歩行困難が一番現実的かもしれないと。
いずれにしても、主治医に相談することをすすめられた。

インターネットなどで調べると、社会保険労務士を介して申請すると、かなり高い成功報酬を請求される。
それだけ素人が申請をするのは難しいのかと、たずねてみた。
「難しい質問ですね。確かにコツはいります。ただ算定期間などが問題になることが多いので、この方(純ちゃん)の場合は、普通に請求されていいと思いますよ」とのこと。
申請できるのは来年の5月。それから支給までおよそ3ヵ月かかる。時間かかるなぁ。
でも今までさんざん税金払ってきたんだから、きちんと申請しないとね。