白鵬関からのメッセージ | ちくちくの会運営委員のつぶやき

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   ~小さな天使たちへの贈り物~


先ほどよりニュースでも報道されていますが

第69代横綱 白鵬さんのブログみなさん読まれたでしょうか?



白鵬オフィシャルブログ 『みなさんへ』

http://ameblo.jp/hakuho-69/entry-11871576460.html



5月場所が横綱の優勝で終わった後、翌日の優勝会見に応じなかった・・・

というニュースはつい先日までいかにもスキャンダラスに

「何に怒っているのか」「原因語らず」等と報じられていました。


白鵬関に礼儀正しく温和なイメージのあった私には少し違和感を感じるものでした。

おめでたい席である会見を理由も言わずにキャンセルするなんて

何か大きなトラブルでもあったのかしらと心配していたのですが・・・

場所中に奥さまが流産されていたのですね


白鵬関から奥さまへの愛情あふれる心遣いを感じられるメッセージを読んで

亡くなった赤ちゃんの事、いまお辛い時間をすごされているであろう奥さまの事、

子供を亡くした後でも横綱としての責任や仕事に休みなく追われる白鵬関の事を思うと

とても辛く、心が痛みます。




このブログを読んで、悲しくて言葉になりませんでした。

主人にも読んでもらい、2人で5年前の事を思い出してなんともいえない気持ちになりました。


5年前、私がはじめての妊娠で19週を迎えた時でした。

急な出産となり、赤ちゃんが亡くなる。。。という状況。

病院に駆けつけるために会社を休んで仕事に穴をあけてしまった主人が翌日出勤すると

(もちろん会社には連絡、説明済み)


「お前が急に休んだせいで大変だった!」と上司からのお言葉があったとか・・・

「大変なのはわかるけどお前が休む必要はあったのか」と怒られたとか・・・


徹夜になる事もある位に忙しい、年に数回ある繁忙期だったという事もあるとは思いますが。

会社側の状況を考えるとしても、それは家族の一大時よりも優先されるもの??

男性社会とはそういうものなのかと驚愕しました。





お腹の中で赤ちゃんが亡くなってしまっていたり、

産まれてくるにはまだ小さく、まだお腹の外では生きていけない赤ちゃんを出産する事になった時。


それは世間では「流産」や「死産」と言われます。

妊娠12週(妊娠4カ月)を超えてから赤ちゃんが亡くなった場合

「死産」扱いとなり、役所に「死産届け」を提出し火葬許可書をもらって火葬しなければなりません。


その時、お母さんはほとんどの場合、入院している事が多いのが現実です。

死産届けを役所に出しに行ったり火葬の手続きはお父さんの仕事となります。


入院している奥さんの様子を心配をして付き添い、役所に行って手続きをし、

それに加えて男の人には仕事もあるのですよね。



赤ちゃんを亡くして喪失感や悲しみでいっぱいの奥さんにとって

信頼できるご主人がそばにいてくれることが一番の支えとなります。


何よりも優先して仕事をする事は美徳とも語られる世の中ですが

家族が一番辛い時にこそ傍にいる事を認めてもらえる寛容な社会であってもらいたいと思います。



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