2015年 ミシュラン三つ星店のおせち | ちこの暇つぶし

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2015年10月1日からアメンバー限定記事を交えて更新しています。
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今年の元日も大好きな日本料理店『まき村』さんのおせちのおかげで、最高に美味しいお正月を迎えることができましたニコニコ


昨年発売されたミシュランガイド東京2015” ではついに三つ星に昇格され、来店予約も今まで以上に取りにくくなってしまいましたが、実はこのお節もかなり予約困難な状況のようです。


というのも、昨年(2014年)は年明けすぐに予約の電話が何本も入り、新規の方の予約は1月中に締め切らざる負えなかったとのこと。


毎年、受渡日の前日にあたる30日はスタッフ総出で徹夜で作業されていらっしゃるそうですが、そもそもご主人に女将さん、お弟子さんを合わせても5名しかいない小さなお店ゆえ、そこまで数を作れず例年40台ぐらいが限界と以前伺ったことがあります。


さらに、その少ない台数の殆どが長年注文している常連客の元へと行ってしまうのですから、もしかすると来年(2016年)のおせちは休み明けすぐに電話したとしても、初めて頼まれる方は間に合わないかもしれません。

そんな希少なおせちを我が家は去年に引き続き2台購入させていただくことができました ので、


今年は義母を自宅に招き3人で楽しませていただきました。

「あなた達がお正月は必ず自宅で過ごす理由が分かったわ」と、義母もこのお節の美味しさに感動していたため、近いうちにお店にも連れて行ってあげたいと思います。

(注) こちらのお節は発送はしておらず、12月31日の10:00~11:00の間にお店に直接取りに来られる方のみ購入可能です


*まき村~2014年総集編~*

去年は日本にいなかった6月を除き、全ての月にお邪魔することができました。

1月は活き車海老の真丈のお椀に、飯物はこちらの名物でもある鯛茶漬け。
未だに私はこちらのお出汁が1番美味しいと思っています。

もはや冬の定番お造りとなりつつあるふぐ刺しに、脂がのっていてスゴく美味しかった鰆のタタキ。

とても素敵な器で供されたのは春に食べたい筍とタラの芽の天ぷら。
そして、下は二人前とは思えない恐ろしい量の蛤を使った驚愕の潮汁。
潮汁と言うよりもはや蛤鍋ですよねw

筍を上から下まで味わえる定番の若竹椀に、酒盗を軽く塗り焼き上げた真魚鰹。

鰹のお造りと鱈の子の胡麻ソースかけ。
私に鰹の美味しさを教えてくれたのは何を隠そうまき村さん。
鮮度の良さが光る鰹に薬味をたっぷりのせていただく幸せを、この歳になってようやく分かるようになりました。

爆盛の馬糞雲丹と肝ソースでいただく贅沢な鮑も、こちらでは年に何度もいただいている定番料理。
鮎の一夜干しご飯は毎年必ずいただきたい(いただいでいる)超絶品ご飯です。

器だけでなく梅肉風味の和風ジュレが涼しげな先付と、焼き茄子と穴子。
梅肉を克服できたのもまき村さんのお料理でしたし、穴子が好物になったのもこちらでいただいてからだと思います。

〆具合も味わいも最高だった松輪の〆鯖と、柔らかさと旨味がスゴかったA5ランク和牛”芯々”のステーキ。
ステーキに添えられている玉蜀黍の手毬揚げは、常連客にもファンが多い大人気料理です。

天然穴子の白焼きにA5ランクの和牛と本しめじのすき煮。

かなりレアに火入された車海老と帆立は甘みが素晴らしく、子持ち鰈のお椀もいつもながら出汁の美味しさが際立っています。

12月は三つ星昇格のお祝いで各方面から届いた胡蝶蘭が、店内のいたるところに飾られていてとても華やかでした。
(この中のどれかは私達が贈ったものかも?)

ここ2~3年は毎月のように通わせていただいている私達ですが、いつも周りには桁違いの常連さんがいらっしゃり、まだまだ新参者だと痛感させられます。
しかしながら、自宅で食べているかのようなとてもリラックスした状態でいつも食事をさせていただけているのは、ご主人や女将さんのお人柄。
今年も出来る限りお邪魔させていただきたいと思います。

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