海南チキンライス、ラクサ、フィッシュヘッドカレーと並ぶ、シンガポールの名物料理”チリクラブ”
蟹が大好きな私はこれを食べるのをかなり楽しみにしていたため、ネットやガイドブック等で情報収集をしっかり行い、数あるチリクラブの名店の中でも一番評判の良さそうだった、こちらの『ノー・サインボード・シーフード』へ伺いました
無招牌海鮮
1981年にホーカー（屋台）からスタートしたお店は、現在シンガポールに6店舗、インドネシアに1店舗、香港に1店舗と、海外進出も果たしている人気店
今回、私たちがお邪魔した店舗は、マリーナ地区にあるエスプラネード（Esplanade）店です
店内
テーブルクロスありのシックな店内
週末などは予約しないと厳しいそうですが、平日の中途半端な時間帯ですと、この通りガラガラ
時間をある程度自由にコントロールできる観光客としては、客が来なくとも店を閉めずに通し営業してくれてるレストランの存在は、この上なく有難いです
メニュー
メニューは中国語と英語で表記されていて、お勧め料理などは写真付きでした
Tiger Beer ＄30.00／jug
クセのない爽快な飲み心地で、グビグビ飲めてしまいます
Chinese Spinach W Clear Broth ＄12.00
あっさりなのに物足りなさを感じさせない、コクのあるスープと一緒に食べる空芯菜
シャッキリとした歯ざわりと、スープを吸ってちょっとクタっとした感じが絶妙で、かなり美味でした
White Pepper Crab ～Alaska King Crab
テーブルに置かれた瞬間、鼻腔に飛び込んでくるホワイトペッパーの強烈な香り
この香りに反応し、お腹がグーグー鳴り出しました（笑）
ホワイトペッパーの辛さと香りをダイレクトに楽しめる濃いめの味付けは、酒飲み＆辛党の私にとってはこの上なく魅力的な味なのですが、胡椒の辛さが苦手な方には、ちょっと食べにくいほどの辛さかもしれません
蟹には、お店の方が豪快に、そして的確にハサミで切り込みを入れてくれます
極太の蟹足は、身がしっかり詰まっていて、水っぽくなくブリンと、食べ応えあり
結構な量でしたが、無我夢中で食べ進めてしまいました
Chilli Crab ～Alaska King Crab
まるで半身浴しているかのような、特濃ソースにどっぷり浸かった状態で登場した”チリクラブ”
スゴい迫力です
”チリクラブ”というだけあり、ソースはピリ辛なのかと思いきや、”ホワイトペッパークラブ”とは対照的で、非常にまろやかでマイルド
これならお子様でも美味しく食べられると思います
Mantou ＄2.00
残ったチリソースは、ほんのり甘く、むちっと詰まった饅頭（揚げパン）に付けて食べるのもいいですし、
Steamed Rice ＄1.00
ライスにかけて食べてもメチャ旨です
ちなみに、蟹はスリランカクラブ、アラスカスノークラブ、アラスカキングクラブの3種類あり、”ホワイトペッパークラブ”と”チリクラブ”の2種類食べたいと言ったら、「高額で量も多いけど、アラスカキングクラブがベスト」と勧められました
アラスカキングクラブはこの日一番小さいものでも3.2㎏あり、二人ではさすがに多いとは思いましたが、せっかくなら美味しいほうがいいですし、値段も”＄200／㎏”とのだったので、そのままオーダーし、細い足を2本残しただけで綺麗に完食
ただ、このサイズの蟹であれば、通常は4～5人で食べるのが丁度いいかもしれません
また、蟹の調理法は”ホワイトペッパー”、”チリ”以外に、”バター”、”スチーム”、ジンジャー＆スプリングオニオン”もありました
創業当時の味を、今も変わらず守り続けている老舗店
蟹は両味ともやみつきになる美味しさでしたし、サービスも担当者が良かったのか、おしぼりを1人6個も持ってきてくれたり（ソースたっぷりの蟹を触るので、このぐらいないとキツイんです）、食べ終えた蟹の殻がのったお皿はこまめに取り替えてくれたりと、とても良かったです
初めて食べたホワイトペッパークラブとチリクラブの美味しさに魅了され、初日と帰国日に二度も訪問してしまいました
無招牌海鮮
住 所：8 Raffles Avenue#01-14/16 Esplanade Mall Singapore 039802
電 話：6336-9959
営業時間：11:00～23:00
H P：http://www.nosignboardseafood.com/
備 考：日本語メニュー✕、日本語✕
