3月出発の東京・成田空港発→パリ・シャルルドゴール空港行、JL405便機内及び、ファーストクラス機内食のご紹介です
2010年12月に搭乗した時と変わらず 、パリ線JL405のシートは”JALスカイスリーパーソロ(JAL SKYSLEEPER SOLO)”
アメリカ線に導入されている”JALスイート(JAL SUITE)”にも、近いうちに乗ってみたいです
隣席との間隔が約1メートルと、この贅沢な空間こそがエグゼクティブクラスとの大きな違い
また、JALではシートが完璧なフルフラット(ベッドポジション)になるのはファーストクラスだけ
ファーストクラス利用者の大半は同伴者がおらず1人で利用される方ばかりですが、JAL SKYSLEEPER SOLO導入路線の便をカップルや夫婦で利用される場合は、9席中最も隣席と座っている位置が近い二列目の2Cと2Dがお勧めです
エグゼクティブ、エコノミークラスの乗客が機内に乗り込む前に、JALファーストクラス専用リラクシングウェアに着替え、12時間にも及ぶフライトに向けての準備は完了
ファーストクラスでは、機内食(往路復路共に一食目のみ)の事前予約ができます
もちろん、当日機内で選ぶこともできますが、今回は往路は洋食、復路は和食でお願いしておきました
まず最初に供されたのは、シャンパンとアミューズ
シャンパンは”シャンパーニュ サロン1999”と”シャンパーニュ ドン・ペリニヨン2003”の2種類用意されていました
エグゼクティブクラス定番の”あられミックス”の他に、ちょっとリッチなスナックも配られます
●キャビアの贅沢仕立て キャビアコンディメントのタルト陳皮の香りを添えたヴィシソワーズと共に
本来なら3品から1品選択するアペターザーですが、CAさんの計らいでチョイスしたアペタイザーに加え、キャビアもいただけることに
キャビア用のスプーンは、しっかり白貝製
キャビアの臭みには超敏感な私でも、このキャビアは何の抵抗もなくパクパク食べられ、その結果、旦那様と二人だけでドンペリ1本空けてしまいました
【食前の小さなお皿 取り合わせ】
●冷たい蕗のポタージュ スモークサーモンとホワイトセロリを添えて 揚げた蕗の薹の香りで
●フランボワーズのサブレ フォアグラテリーヌ 煮詰めた苺のリキュールと桜花の香りを乗せて
●“龍吟スペシャリテ” はまぐりおからのコロッケ仕立て 柚子の香りと共に
【パン】
パンは山椒とうすい豆のパン、桜葉のパン、生姜のパン、米粉のパン、国産米粉を使用したパンから好きなだけチョイスすることできます
どのパンもサーブ前にキチンと温め直さていて、焼きたてとまでは言えないものの、普通に美味しいです
ちなみに、今回初めていただいた”桜葉のパン”が私の一押し
もっちりとした生地に、桜葉の塩気が絶妙にマッチし、思わずお替りしてしまったほど気に入ってしまいました
●“四季のタルト仕立て” 車海老、帆立、雲丹を添えて ~ビーツとカリフラワー、玉葱とマスカルポーネのクリーム木の芽の香りで
合わせたワインは”ドメーヌ・デュ・パヴィヨン コルトン・シャルルマーニュ グラン・クリュ 2007”
この美しい盛り付けの秘訣は、素材の角度から大きさ、量に至るまで詳細に綴られている『龍吟』の山本征治シェフによる実演DVDを見て、しっかり勉強されているからとのことです
【メインディッシュ】
●特選A3和牛フィレステーキ山椒オイルの香り エシャロットのクリームソースと共に ~紫芋とえのきのチップ、紅芯大根の花びらを散りばめて
ミディアムレアに焼きあげられたステーキは、柔らかく肉の旨みもしっかり感じられ、機内で食べるステーキとしてはかなり満足度の高い味
ブルゴーニュの”ドメーヌ・ミッシェル・グロ ニュイ・サン・ジョルジュ 2006”と一緒にいただきました
2012年3月1日より提供が開始された国産チーズの盛り合わせ
●さくら -共働学舎新得農場- 桜葉と桜の蜂蜜を添えて
●フロマージュ・ド・エール つばさのチーズ -チーズ工房アドナイ- クミンシードホールとレーズンをアクセントに
●ブルー 小淵沢産 -小淵沢チーズ工房- ボイルポテトを温めて
●酪佳 -さらべつチーズ工房- 大根スティックと一緒に
●フェルミエ -るり渓やぎ農園- ドライ無花果とラディッシュのコントラスト
【デザート】
●焼きたて温かなフランボワーズのタルト 苺のマリネ、ミルクソースと共に ~チーズケーキのアイスクリーム キャラメルソースを添えて
一緒にいただいたドリンクは、コーヒーハンターこと川島良彰氏とコラボした世界最高峰のコーヒー”グラン クリュ カフェ サン・セバスティアン農園”
食後のリラックスタイムに入る前に配られたのは、ミネラルウォーター、コスメキット、そして『ジャン=ポール・エヴァン』のJALオリジナルボンボンショコラ”アリバ”
コスメキットに入っている化粧品は、女性=クレ・ド・ポー ボーテ、男性=資生堂メン
洗顔ホーム、化粧水、乳液は一週間の旅行であれば十分持つほどしっかり量があるので嬉しいのですが、「これにクレンジングも入っていれば、もっと便利なのにな~」、とつい思ってしまいます
桜をモチーフに春をイメージした装飾が施されたバーカウンター
こういうちょっとした演出に、日本人ならではのおもてなしの心が感じられます
一食目で予想以上に暴飲暴食してしまった私の二食目は、”醤油らーめん ~たっぷりのねぎをのせて~”
麺は生麺、あっさり醤油ベースのスープは熱々、やや濃いめの味玉、たっぷりネギ、海苔二枚と、もたれ気味の胃にじんわり染み渡る美味しいラーメンでした
ちなみに、旦那様は2012年3月1日から5月31日の3ヶ月間、期間限定で提供される”AIR吉野家”の牛丼を食べていました
機内で食べる吉牛が新鮮だったからか、意外と美味しく感じたそうです
※ ニュース等では、”AIR吉野家”の提供路線は「日本発ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルス、ロンドン、フランクフルト行き」となっていましたが、成田発パリ行の機内でも提供していました
但し、復路のパリ発成田着のメニューに”AIR吉野家”はありませんでしたので、食べたい方は往路で注文されたほうがいいと思います
2011年5月より提供しているロイヤルブルーティー”QUEEN OF BLUE”と、バーカウンターに置かれていた『ジャン=ポール・エヴァン』の”パレ”
”クイーン・オブ・ブルー”は紅茶のようなフレーバーで、個人的に食事と合わせるにはちょっと香りが強すぎるような気がしました
おまけ
機内販売で購入した免税品
●ロクシタン イモーテル ブライト 3Dマスク (5枚セット) ¥3,300→¥2,970(JALカード割引適用後)
●【JAL限定】ジュリーク ハンドケア カルテットセット(ローズ、ラベンダー、シトラス、ジャスミン 各40ml) ¥6,100→¥5,490(JALカード割引適用後)
ロクシタンの3Dマスクの日本参考価格は¥5,250
ジュリークのハンドクリームの日本参考価格は¥14,700
つまり、JALの機内だと日本のショップの37%、58%Offで買えることになります(JALカード会員は、表示価格からさらに10%Off)
この価格差を目の当たりにすると、日本は税金ばかりとって、消費者にちっとも優しくない国だと、つくづく思い知らされます