串右エ門
住 所 :東京都港区麻布十番2-8-3 ディケンズ麻布B1F
電 話 :03-3457-7673
営業時間:18:00~24:00(Lo 23:00)
定 休 日 :日・祝日
備 考:完全禁煙
今までも予約は取りやすくはなかった、目黒にある私のお気に入りの焼き鳥屋さん『鳥しき 』
しかし、ミシュランで一つ星を獲得した効果か、はたまた<食べログ >の都内焼き鳥部門で1位に輝いてしまっているためか分かりませんが、ここのところ全く予約が取れない状態
そこで、『鳥しき』に代わる焼き鳥屋さんを探さなければと思い、ここ数ヶ月は大塚の『蒼天 南口店』や、『鳥よし 銀座店』など、評判の良い焼き鳥店へ足を運び、新規開拓していました
しかしながら、未だ総合的に満足できるお店に巡り会えていないため、今回は麻布十番にあるこちらへ行ってみることに
外観
焼き鳥屋というより割烹料理店を彷彿とさせる、上品な和の雰囲気を漂わせる入口に、期待が高まります
店内
カウンター18席のみの店内は、非常にシンプルですが、大人が集う焼き鳥店らしい品の良さを感じられる造り
昨年の9月に学芸大学からここ麻布十番に移転してから、まだ1年も経っていないこともあり、焼き場や厨房などを含め、店内はピカピカですし、地下という立地にも関わらず、換気を徹底されているのか、煙や臭いは気になりません
メニューは、2種類の「やきとりおまかせコース(7本:¥2,500、10本:¥3,500)」と、アラカルトの串に、一品料理
女将さんに、「10本コースは、女性には量が多いですよ」と言われるも、胃袋の大きさには自信がある私は助言に従うことなく、10本のおまかせコースと一品料理から2品オーダー
(結果的に、10本コース+@でも、私のお腹は全然満たされませんでした)
お通し
最初に供されたのは、関東の焼き鳥屋では定番の「大根おろし」と「香の物」ではなく、一品料理のメニュー欄にもあった「みょうがとわさびの和え物」
今の季節にはピッタリの清涼感ある一皿です
ささみの昆布〆
ちょっと珍しい「ささみの昆布〆」は、むっちり、ねっとりとした食感
ただし、山葵と一緒に添えられた塩が主張しすぎ
たまたま匙加減を誤ったのか、これが定量なのか定かではありませんが、これでは昆布〆にした意味が消えてしまいます
かなりレアに焼き上げられたハツは、コリコリっとしたハツ独特の歯ざわりよりも、内臓特有の柔らかさが印象的
何度もタレに絡めて焼いた感が伝わってくるハラミ
牛ハラミと比べると身が固く、ややパサつき気味なのは否めませんが、面白い一串
銀杏
ふっくらほっくり、香ばしい銀杏
もものタタキ
青ネギや茗荷などの薬味がたっぷり添えられた「もものタタキ」は、皮はパリっと香ばしく、身はしっとり
これが「もものタタキ」ではなく「もも焼き」として供されていれば、美味しいと思えたのかもしれませんが、このタタキは身の中心にまで完璧に火が入っているため、タタキとしては成立していない料理です
つくね
食感はふんわり軽めですが、味わいは肉々しい軟骨入りのつくね
合がも
間に挟んだネギやしし唐にまで染み渡る上品な脂と、力強い旨みを堪能できる合鴨
トマト
コースに1本だけ含まれている野菜串は、4~6種類から選ぶことができました
トマトにはバゲットが添えられているため、皿にあふれ出したトマトのエキスを、余すことなく最後まで綺麗に食べられます
このアイデア、いいです
私の大好物でもあり、そのお店に再訪するかしないかの大きな決め手ともなるレバーは、その艶やかな容姿とは裏腹に、火入れしすぎて身がパサついていました
ざる豆腐
濃縮された大豆の旨みが光る、ざる豆腐
口に含んだ瞬間、中からとろりと流れ出る黄身
半熟具合はバッチリです
せせり
脂のジューシーさと、弾力のある筋肉質な食感を楽しめるせせりは、噛むほどに味わいを増します
手羽先
今までの9本の串と比べて、明らかにレベルの違う美味しさを見せたのが、最後に登場した手羽先
肉質、火入れ、塩コショウの加減と、違う店の串かと思うぐらい、これだけは別格に美味しかったです
お腹もお酒も全く満たされないままではありましたが、たぶんこれ以上頼んだとしても、結局満足することはできないと判断した私たちは、約1時間という短い滞在時間でお店を後にし、二軒目へと移動しました
串はどれも無難に美味しいですが、特別感動するものはなく、あくまで普通レベルの美味しさ
しかも、一串のボリュームは控えめなのに、値段はしっかり麻布価格
『鳥しき』では、刺身系+串約20本+〆と、お腹がはちきれそうになるまで食べて、日本酒をガブガブ飲んでも、だいたい1人¥7,000~8,000で収まることを考えると、麻布十番という立地もあるとは思いますが、こちらへの再訪はありません
グルメblogランキングに参加中
ポチっと応援ヨロシクお願いします