L'Ambroisie
住 所 :9, Place Vosges 75004 Paris, France
電 話 :01-42-78-51-45
営業時間:Lunch 12:00~14:30
Dinner 20:00~22:15
定 休 日 :日・月曜日、夏期・冬期休暇
H P:http://www.ambroisie-placedesvosges.com/
備 考 :メニューはフランス語のみ、英語可
今回のパリ旅行でグルメ、観光、ショッピングを含め、最も楽しみにしていたが、こちらのランブロワジーへの訪問
世界各国から熱烈なファンがつめかける有名店なのでご存知の方も多いと思いますが、予約を取るのも非常に難しい、フレンチの最高峰とも言えるパリの三ツ星フレンチです
外観
お店の予約は訪問希望日のちょうど1ヶ月前から、しかもホテルのコンシェルジェデスクを通さなければ予約することができない(簡単に言うと、一見客は宿泊しているホテルのランクが低ければ低いほど予約を取るのが困難)、という条件をなんとかクリアし、念願かなって訪問することができました
店内
重厚な家具と美しいシャンデリアが煌く店内は、大人だけが入ることを許された特別な空間
タクシーがなかなか捕まらず、ようやく捕まったかと思いきや大渋滞に巻き込まれ、10分以上も遅刻したにも関わらず、温かい笑顔で迎えてくださったこともあり、三ツ星の風格漂う雰囲気に圧倒されることも緊張することもなく、意外とすんなり馴染んでしまいました
噂にによると、著名人や常連以外の客は、どの空間のどこの席に座るかも、宿泊しているホテルなどによって決まるとか
ちなみに、今回私たちが案内されたのは真ん中の部屋の7番テーブル
その部屋の中では末席と思われる席ではありましたが、年齢と初訪問の日本人観光客ということを考えると、良かったほうかもしれません
メニュー
メニューはランチ、ディナーともにアラカルトのみで、フランス語でしか書かれていません
しかしながら、英語を話せるスタッフ、片言の単語だけですが日本語も話せるスタッフの方がいらしたので、旦那様にまかせっきりではありましたが、食べてみたいと思っていた料理をスムーズにオーダーすることができました
アミューズ・ブッシュ
軽くスモークした絶品のサーモンにサワークリーム、程よく塩がふられたジャガイモのチップスが添えられたアミューズ
アミューズだというのに、あまりに高い完成度に脱帽しつつ、この後に控えているアントレ、プラはいったいどれだけ素晴らしい料理なのかと、期待で胸が膨らみます
ちなみに、この前にグジェールやスティックパイなども振舞われました
パン
一見するとなんの変哲もない普通のパンなのですが、これがビックリするぐらいの美味しさ
表面はそこまでハードすぎず、中はもちっとしっとり
噛むほどに小麦の甘みと豊かな香りを楽しめ、あまりの美味しさに2回もお替りしてしまいました
Feuillantine de langoustines aux graines de sesame , sauce curry
アントレは、綺麗な黄色をしたまろやかでクリーミィーなカレーソースの上に、ほうれん草、胡麻が香ばしい煎餅風の薄い生地、ラングスティーヌを交互に重ねたスペシャリテ
それぞれの食材が絶妙なバランスを保ち、実に繊細で計算されつくした味わいを作りだしている、まさにスペシャリテと呼ぶに相応しい芸術的な一皿です
ほぼレア状態のラングスティーヌは甘みが強く、オマールに匹敵するほど肉厚でぷりっぷり
今まで持っていたラングスティーヌの概念を大きく覆えされたほど衝撃的なボリューム、そして旨さでした
しかし、この大絶賛間違いなしの料理を思いっきり台無しにしたのが、ソムリエの方と旦那様がじっくり相談して選んだ白ワイン(銘柄・年代不明)
オーダした料理に合わせて選んだワインのはずなのに、これがどうしたことが史上稀にみるほどの相性の悪さ
ワインを口に含んだ瞬間、今まで感じなかったラングスティーヌの嫌な臭みが口中に広がり、思わず「うえっ」と言いそうになったほど
「料理とワインがこんなに合わないことってあるのね」と、本気で泣きたくなりました
そもそも、ワインの知識が乏しい私たちが悪いのですが、ソムリエの方ももう少し的確なアドバイスをしてくれていれば・・・と、自分たちのことは棚に上げ、ちょっと恨めしく思ってしまった性格の悪い私です
まだまだ長くなりそうなので、この後のプラ、デセール等は次回の後編で