彭園湘菜館(ポンユェン・シャンツァイクァン)
台北林森総店
住 所 :台北市林森北路380號2・3樓
電 話 :02-2551-9157
営業時間:Lunch 11:30~14:00
Dinner 17:30~21:00
備 考 :日本語メニューあり、日本語可
「湖南料理」の名店『彭園湘菜館』のご紹介です
日本ではあまり聞きなれない「湖南料理」ですが、温暖な気候に恵まれた中国中央部の湖南省で生まれた料理で、四川料理と同様に唐辛子を多用し、酸味と辛みが強く全体的に濃いめの味付けが特徴の中国五大料理(北京・上海・広東・四川)のひとつ
但し、こちらのお店は伝統的な湖南料理を台湾人の口に
合うようにアレンジしてあるそうです
お店は2Fにあるので、この看板を目印に行くと分かりやすい
と思います
ビル自体はそれほど綺麗な建物ではありませんが、こちらの
お店の入口はなんとなく高級感を漂わせていました
そこまでかしこまったお店ではありませんが、
一応ドレスコードがありますのでご注意ください
注文を終えると、こちらの2品が運ばれてきました
たぶんお通し的なものだと思います
手前は、唐辛子、小魚、干し豆腐などを和えたピリ辛のおつま
みで、ビールのアテにピッタリ
もう一品は、残念ながら私が苦手なピーナッツでした
~富貴中華ハムと蜂蜜ソース~
金華ハムを蜂蜜で味付けした「蜜汁火腿」と揚げた湯葉を薄い
脂ののった甘いハムと湯葉を、日本の中華料理店でよく見かけ
るふかふかの蒸しパン(花巻)ではなく、サンドイッチ用の食パ
ンのような薄いパンでサンドして食べるという、ちょっと不思議な
料理だと思いましたが、これがビックリするほど美味
ハムのジューシーさと、湯葉のサクサク感が絶妙で、すぐさま
追加オーダーをしてしまったぐらい美味しい料理でした
~レタスとエビのフレーク~
強火でさっと炒めた伊勢エビと油條(中国式の細長い揚げパン)を新鮮なレタスに包んでいただきます
素材の味を大切にするため、味付けはあっさり塩味
プリプリっとした甘みのあるエビと油條のアクセントが心地よく、
一度食べたらやみつきになってしまう一品
しかも、それを瑞々しいフレッシュなレタスで包むことで、食感と
さっぱり感がプラスされ、パクパク食べられてしまいます
そして驚いたことに、この料理を作るきっかけとなったのは、アメリカ人から「サラダはないの?」という注文が多かったからとのこと
しかし、中華料理では生野菜をそのまま出す習慣がなく、生野菜でお金をもらうことに抵抗感があったため、この料理が誕生したそうです
彭家豆腐 180元
~豆腐の煮込み~
厚揚げのような豆腐と、蒜苗、豚肉などを煮込んだ料理
唐辛子よりも豆豉が多く使われているため、ピリ辛と言うより
もマイルドな印象
かなり濃いめの味付けなので、ビールだけでなく白いご飯とも
相性が良さそうです
~食用蛙股の五味~
こちらのお店を紹介してくれた友人のお勧め品と言うことで
注文してみました
正直、蛙を食べることには少し抵抗感がありましたが、食べて
みると意外に食べやすくビックリ
鶏肉よりは少し弾力がありますが、クセのない淡白なお肉
でした
各種活魚球 360元
~セロリと白身魚の塩炒め~
よくあるとろみのついたシンプルな炒め物でしたが、濃い味の
料理が続いていたこともあり、美味しくいただきました
サービスデザート
食後には、サービスでスイカとグレープフルーツの盛
り合わせが登場
両方とも甘さはかなり控えめなので、これだけ食べると少し物
足りなく感じてしまいそうですが、油っこい中華料理を食べた
後のデザートとしてはありだと思います
お店の一押しメニューである「富貴双方」と「生菜蝦鬆」は、
2ヶ月経った今でもその味を鮮明に思い出せるぐらい、記憶に
残るとても美味しいお料理でしたが、その他の料理は「別に
ここでなくとも・・・」といった感じ
しかし、全般的に日本人の口に合う料理だと思いますし、
「湖南料理」は日本であまり食べる機会がないので、
台湾旅行中にちょっと変わった中華料理が食べたくなったら、
試しに行ってみるのもいいかもしれません
多分私は、「富貴双方」と「生菜蝦鬆」を食べたいがために、
台湾へ来た際には必ず来店すると思います
この他に「金牌 台湾啤酒(台湾ビール)」を3~4本飲んで、
お会計はNT$1892(日本円で¥5,491)
やっぱり台湾のレストランはメチャクチャ安いです
【その他のレポ】
2011/6/10 干貝芥菜胆、青椒牛肉絲他