※写真と本文は全く関係がありません。
各メンバーの状況をヒアリングしている時に
「○○くんは、ネガティブなところが課題だと思います」
「○○さんは、トークが長いところが課題だと思います」
というような話が出ることがあります。
これはこれで課題を把握するという点で問題ないのですが、
「それをどうやって解決するの?」と聞くと
「言っても変わらないんですよね」と答えることあります。
この場合に気をつけて欲しいのは以下2点です。
1.そもそも本人が変わる意志があるのか?
2.「言う」ことしか解決手段がないのか?
1.について私のマネジメントの基本的な考え方として
人を変えることはできないと思っていますが、
人は変わることはできると思っています。
どういうことかというと、
人は自ら変わりたいと思わなければ変わらないということです。
いくら周囲の人が「○○なところを直せ!」と言ったところで
本人が変わる必要性を感じていなかったり
変わった後の姿をイメージできなければ、
人はそう簡単に変わらないということです。
特に人のキャラクターに関わるところを変えようとする場合は、
逆に、いいキャラクターを打ち消してしまう可能性もあります。
なので、マネジメント側は慎重にならざるを得ません。
マネージャーは育成の観点でメンバーに課題を指摘する前に、
その課題を本人も本当に認識してるか?解決したいと思っているか?
そのコンセンサスを育成のスタートとできれば効果的だと思います。
2.についても私のマネジメントの基本的な考え方は、
「言えば直る」というのは非常に短絡的だということです。
人の行動を変えるには習慣から変える必要があるように
人の課題を解決するには習慣から変わる必要があります。
但し、その習慣は相手じゃなくて自分の習慣です。
例えば、メンバーのネガティブ思考を改善したい場合には、
「そのネガティブな発言を直せ」じゃなくて
「それをポジティブに考えるとどう思う?」と聞く習慣を
マネージャー自身が持たなければ、相手は変わりません。
「話が長いんだけど!」じゃなくて
「結論から言うとどういうことになる?」と聞く習慣を
マネージャー自身が持たなければ、相手は変わりません。
要は相手を変える前に自分が変わる。
これがメンバー育成にとって大切なことだと思います。
・人を変えることはできないが、人は変わることができる。
・人を変えるためには、まず自分が変わる。
この2点を肝に銘じて頑張っていきましょー!
テンションTakamura!!!
日々精進。