ありのままの自分 | チカライズム

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まごころを表現する美容師の考え方

著名な人がよく、
本とかテレビなんかで、
「ありのままの自分でいい」とか、
「自分らしくあれ」といったような
言葉を言うことがあると思います。

この言葉は、
聞き方によると、
「今のままの自分でいい」という
ように解釈できると思いますが、
これは努力しなくていいとか、
変わらなくていいと言ったような
意味ではないと私は考えています。

そもそも、本やテレビに出て発言をする
著名な人が努力をしていないとも
考えられませんし、
自分なりにいろいろと変化を加えて、
今の立場にいることがほとんどだと思います。

もしかしたら、天才肌の人で、
自分がやっている努力や自己革新なんかを
楽しんでいるために、
全く努力と思っていないこともあるかも
しれません。

つまり、本やテレビに出て発言するような人は
必ず、努力と自己革新を行っているのです。

では、「ありのままの自分でいい」
とはどういうことなのか。

それは自分の持っているもので
勝負するということだと思います。

自分という個性を否定せずに
それを伸ばしていく。

憧れの誰かにはなれないかもしれないし、
それを求める必要はないが、
自分を伸ばして、それに近い存在になれ、
といったような意味だと考えています。

「ありのままでいい」とか
「自分らしく」ってことは、
努力をせずに、今の状態のまま
立ち止まってていいということでは
決してないでしょう。

自分という素材を生かして、
その素材で勝負し、
その素材を最高に輝かせていけばいい。

こういう意味が
「ありのままの自分でいい」という
意味だと私は思っています。