家庭でできる梅干づくり!?(赤紫蘇編) | 名古屋の宅配仕出し弁当屋~現代の食を見直す弁当屋のブログ~

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おはようございます。
イケメンです。



今月もあっという間に月末ですねぇ。
なんだか、今日も暑くなりそうな予感^^;

昨日の午後、待ちに待った無農薬の赤紫蘇が入荷しました。
先日の梅干しに追加して漬けましたよ。
記録も兼ねて、皆さんにシェアです。


前回の記事
家庭でできる梅干し作り!?
では、赤紫蘇を使わない梅干しの「白干し」をご紹介しました。

一般的な梅干しは、やはり赤いイメージが強いもの。
これは、梅と一緒に赤紫蘇を漬け込んで色と香りを移すからですねぇ。
前回の記事⑧から続行として、お読みください。

用意するもの
◆赤紫蘇 漬け込んだ梅の10%程度の重量が目安
◆塩    赤紫蘇の重量の5%(二分割しておく)



赤紫蘇は、摘み取ったらすぐに処理を開始。
八百屋さんなどで買うときも、その日のうちにね。
しおれたり、傷むのが早いからです。

たっぷりの水でざぶざぶと。
葉の間に虫やゴミも挟まってますから、念入りに。
傷んでいるものは、捨ててしまいます。
無理に入れると、カビの原因になるからですねぇ。

また、茎が長くついているものは、茎の部分を切って葉だけにしたほうが良いでしょう。

 



その後、できたらサラダドライヤー(遠心力で野菜の水気を取る調理器具)で、
水気をしっかり取る。

 


ない場合は、ざるに開けて上下に振って水気を取ります。



続いて、用意した半量の塩をかけ、力いっぱい揉む。
水気とアクを出し切りたいんですね。
紫蘇って、実はアクがとても強い野菜。

余談ですが、ボクを塩で揉んでもアクは出ません。
残念ですね。(T_T)




塩気で葉っぱが少なくなりますが、たくさんの泡、つまりアクがでてきます。

赤紫蘇が団子状になったら、両手でよく絞り、汁は全部捨てます。
これで塩もみ一回目が終了。




続いて塩もみ二回目。
団子状になった赤紫蘇に、残りの塩を振ってまた揉む。

さらに濃いアクが出ますねぇ。
どうだい、ワイルドだろぅ~♪

 


大鍋一杯分の赤紫蘇が、ソフトボール大に。
両手を使って、力いっぱい水気を絞り出して、二回目が完了。




その後、清潔なボールに赤紫蘇団子を移し、
先日漬けた梅干しの梅酢(上澄みの透明な液体)を少し取ります。

不思議な事に、梅酢を加えると鮮やかな赤色に。
赤紫蘇団子をほぐします。


 
その後、梅干しの上に蓋をするような感じでのせ、
瓶内側の上部を消毒して、おもりをさらに乗せます。

これで、とりあえず完成。
だんだんと赤色が瓶全体に馴染みますので、混ぜなくても大丈夫。






ここからおおよそ二週間後、晴天の日に干して完成ですねぇ。



別に、白干しでもいいのになぜ赤紫蘇を入れたのかって?
この漬け込んだ赤紫蘇を、梅干しと一緒に天日でカラからに干すんですよ。

無農薬赤紫蘇を使い、
無農薬梅のエキスをたっぷり吸った、
無添加ゆかり(ご飯のふりかけ)を作りたいから。

ミネラルたっぷりの塩を使うので、これだけで旨みばっちり。
市販のゆかりとは、香りから全然違うんですね。

キッズ情熱弁当のご飯にのせると、子どもさんはパクパク食べてくれるそうな。




さて、お盆前位には梅干し&ゆかりが完成かな?

無農薬の赤紫蘇は、なかなか手に入りません。
せっかくの農家さんのご好意ですから、美味しく作らないと申し訳ない。


時間の流れと、たっぷりの手間をかけて、ひとつの料理を作る。
現代のスローライフ、まだまだ健在ですぜ。


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