「伊勢神宮はパワースポット」の違和感
来月は伊勢神宮参拝ツアーです。
伊勢ツアーは早くから満員御礼となりました。
現在は、そのツアー資料を作成中。今週に送付を予定しています。
来年はいよいよ「式年遷宮」ですから、その前に伊勢神宮を詳しく知りたいと願う人も増えてくると思います。さらに注目されることになるでしょう。
最近伊勢に関するサイトに、「日本最高のパワースポット・伊勢神宮」なんて書いてあるものを見つけました。
その言葉に違和感がありました。
「日本最高峰・伊勢神宮をパワースポットなんて軽い言葉で言わないで~!」(私の心の叫び)
私も「パワースポット」という言葉を使うことはありますが、スピリチュアル旅行セミナーでわかりやすく説明する場合に使います。
最近リニューアルしたホームページの表紙からは、パワースポットの言葉をはずしました。
よく聞かれる「パワースポット」には、なにか軽い、ご利益主義の言葉に聞こえてしまうのは私だけでしょうか・・・。
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イスラム教の人が伊勢神宮に参拝してビックリしたという話を聞いたことがあります。
伊勢神宮を参拝する日本人はどうしてもっと真剣に参拝しないのか?ここにこんなすごい神さまがいらっしゃるというのに、と言ったそうです。
日本各地で「パワースポット」として観光客集客に力を入れることは結構ですが、その聖地の存在をよく理解し、聖地を守る行動をしているかどうかが基本だと思います。
誰でもいいからというような手当たり次第の集客方法で「パワースポット」として宣伝した結果、荒れ果ててしまった聖地もあります。
聖地は訪れる人によって輝きを増す聖地もあれば、荒れる聖地もあります。
軽い気持の「パワースポット」現象は、世界で一番パワーのある聖地が多い日本にとって残念な結果になってしまいます。
スピリチュアルスポットという言葉も同じ。スピリチュアルの意味を知って使っているの?と思う観光パンフレットを見ることがあります。
伊勢神宮は地球上に生きるすべての人にとって重要な聖地と考える人は、伊勢神宮をパワースポットとは言わないと思います。
最高峰の神さまが日本に祀られている。日本人は、そんな神さまの元で生きている。
なんてありがたいことなんだろう!