元駐スイス大使の村田光平さんに関する記事の流れで、週明けに衝撃の英文ニュースが入ってきたので、訳して記事にまとめたいと思っていたところ、Facebookで既に和文抄訳をシェアされてたのでコピーします。

まず、元の英文記事はこちら。
Russia Stunned After Japanese Plan To Evacuate 40 Million Revealed

EU Times (The European Union Times)は右派のメディアとのことで、老舗大手メディアほど名称に馴染みはないですが、記事の根拠となるソースには村田光平氏の国会公述だけでなく、元国連アドバイザー、松村昭雄氏も登場します。毎日新聞社の4月2日の記事も引用しています。

[引用ここから]
外務省は日本国民4000万人をロシアと中国へ移住させる計画をもっている。

抄訳

千島列島の領土問題について日本との予定された協議を再開するに当たり
ロシア外務省が用意した新たなレポートが現在クレムリンを席巻している。

この文書によれば、ロシア外務省は日本の外務省から伝えられた以下の情報に驚愕しているという。
日本外務省によれば、4000万人以上の日本人が放射性物質の毒性によって「極度に危険な状況に置かれて」おり
世代最大の都市である東京を含めて東日本の大部分の都市から人々を強制的に避難させることも
可能性としてありうるとしている。

(中略)千島列島は第二次大戦の終戦日にソビエトが占領し、日本から奪われた領土である。

何千万人もの日本人が直面している「極度な危険性」は、福島第一原子力発電所の結果である。(中略)

このレポートによれば、複数の日本人外交官はロシア外務省に対してこう伝えたという。
これほど多くの国民を移住させる土地を日本国は保有しておらず、したがって千島列島の日本への返還は
「緊急の重要性」をもっている。

かりに強制移住を行うとすれば、それはソビエト連邦においてスターリンが行った極東への強制移住に
匹敵するものであり、本質的には1930年代以降では最大ともいえる大量移住となるであろう、と。

さらに重要な点であるが、このレポートによると、彼ら日本の外交官はロシア側に対して
以下のようにも語った。

中国は日本に対して、何千万人もの日本の市民を中国本土に移住させてもよいとする提案を行っている。
日本国はこの中国側の提案を「真剣に考慮している」という。
中国の移住先は、「ゴースト・シティー」と呼ばれる地域であり
この地域は不可解な理由によって建設されたまま放置されている。
ロンドン・デイリー・メイル・ニュース・サービスによる2010年12月18日付の記事は
「中国のゴースト・タウン」というタイトルでこの地域について取材している。(中略)

 (中略)

日本の現状がどれだけ悲惨であるのかについては最近になって
日本の外交官である松村昭雄氏が明らかにしている。
松村によれば、福島原発事故は最終的には地球上のすべての人類を
根絶させるような大参事へと発展する可能性がある。(中略)

[引用ここまで]


コメント欄には国内と同じように、これをデマと決めつけるような発言も目立ちますが、支持している人たちは、過去の事件などから、この記事のソースやその書き手の信頼性を評価しています。右や左と分けたくないですが、敢えて言うと右派というより左派寄りのリベラルさも。

繰返し登場する2つの問題があります。内部被曝と4号機爆発の可能性。じわじわ広がるか一気に国土ごと消滅するか。

既にフォールアウトで甚大に撒き散らされた放射能をさらに愚民政治で食品や瓦礫などで全国拡散し、内部被曝を蔓延させ世代をおう度に遺伝的に弱体化すること。ネットで情報収集していれば誰もが知っているはずの4号機燃料プール、そして六ヶ所村に13年間全国から集められた使用済燃料の危険性。

信じるか信じないか、マスコミの大本営報道のお陰で信仰の世界になってしまっていますが、内部被曝の臨床に関しては、肥田舜太郎先生や先日来日したバンダジェフスキー博士の発言を完全否定できるだけの経験がある人間が周りにいるでしょうか?

内部被曝から徹底して国民全体が防護できなければ、被ばくした遺伝子が継承される事により、今後生まれる世代にとってより被害が深刻になる。早期に除染の無駄と危険性に気づいたウクライナでは、放射能隔離・封じ込めにより、生まれてくる子の25%ぐらいは正常だといいますが、事故後も独裁政権で国民を守らなかったベラルーシでは1~2%(バンダジェフスキー氏)、つまり心身ともに健康に生まれてくる子がほとんどいなくなる。日本は今どちらに近いでしょうか?

1年経っても地震が止まらない地域にある福島第一原発の4号機の燃料プールが崩壊した場合、(または同じく太平洋からの揺れに晒されている六ヶ所村核燃再処理場で事故が起きた場合)地球にどれほどのインパクトがあるのかを真剣に考えれば、もう待った無しであると認識する人は、マスコミが報道しようがしまいが、世界中にいるわけです。4号機リスクに関しては、過去の原発事故を悉く言い当ててきた小出裕章先生やガンダーセン氏の見解は当初から一貫しています。

外務官僚には天野之弥のような、原子力推進機関であるIAEAに身売りする人間もいますが、村田光平氏や松岡昭雄氏のように、世界中のネットワークを駆使してなんとか日本だけでなく、この地球に住む民の未来を守ろうとする人が存在します。むしろひとりも居ない方がおかしい。

子孫だけでなく、自分が生きている間に人類最後の日が本当に来るかもしれない危機が目の前にあります。

例えて言うなら、町中が火事になっていて、なぜか自分達にしかそれが見えず、「2軒隣まで火が回っているから何とか避難を」と呼びかけても、そこにいる誰もが「そんな話、聞きたくもないし、ウチまで火が来たら、その時は運命と思って諦めるから好きにテレビ見させてよ」とでも言っているような…それくらいの温度差…。半日か一日ネット接続できないだけでそちらの世界に引きずりこまれて虚構の世界を見せつけられる。

第二次世界大戦も、日本軍が負け続けている間じゅう当時主流だったメディアである新聞が大本営発表を続けたために、天皇の玉音放送でいきなり驚愕するハメになったし、敗戦が理解できない人さえいました。中高年や学生までもが戦地に送られるようになってもおとなしく竹槍でB29と闘う方法を練習しました。

犬飼健のように、大戦前夜に中国へ密航までして戦争回避に命を懸ける政治家いたのは、そういう人たちには情報があり、日本を焦土にするだけの力が米国にあることを知っていたからなのに。(皮肉にも終戦後、犬飼健は戦犯として巣鴨プリズンに拘束され下手したら処刑されたかもしれない立場におかれてしまったのですが。)

世界は本当に激変をとげている最中です。そう見えない人は、この記事をどう思われるでしょうか。
アイスランドで無血革命が進行している!
民衆が立ち上がって、惨事の当事者を投獄することもできるんです。集団催眠から目覚めさえすれば。


ある歴史の娘 (中公文庫) 犬飼道子著
5.15事件から終戦まで昭和秘史をつぶさに明かす長篇自伝の青春篇