Thrive スライヴ ドキュメンタリー映画

世界中で視聴されつつある「THRIVE(スライヴ=繁栄)」、YouTubeにアップしてあったので再度、埋め込みました。



なお、THRIVEの公式サイトではこの↓プロモ用短編YouTube動画にもリンクした動画を埋め込んであり、5ドル(今だと300円台)で日本語吹替えをフルで視聴できます。画面の案内に従って進むだけ。





進行しているのはP&Gの御曹司、フォスター・ギャンブル氏(といっても本来敷かれたレールを離れた人)。ざっと英語のまま観るだけでも何を伝えたいか感じる事ができると思います。

地球全体に磁気があり、エネルギーは本来誰にでも手に入れる事ができるもの。だけど、それを独占した少数の人たちが、地球上のエネルギー、食、医療、教育、報道など我々の生活や命そのものを支配してきました。彼ら、グローバルな支配層の権力の源泉となっているのがエネルギーの独占や、現行の金融制度によって独占的に得た富...。

そのために、20世紀は何が起こってきたでしょうか。一見、大勢の一般大衆は豊かになりつつあるような錯覚がありました。いわゆる先進国と呼ばれる地域では。(コントロールされた報道機関が報じない未曾有の犠牲者らが世界中に存在して埋めあわせてくれたためです。)

進み続ける搾取と欺瞞によって、無難な中流階級(?)に見えていた層にとっても、迫りくる貧困や自由の喪失が人ごとではなくなってきました。そして世界一斉に意思表示されたOccupy運動のように、産業界や学会で社会的立場がある人たちも徐々に世界のあり方を変えようと発言し始めました。

阿修羅さんの1月29日の記事「映画「スライヴ」 概要書き起こし 1(序章)」には、力作の書き起こしが重要リンク込みで載っています。既に動画視聴された方も、おさらいにいいと思います。

エネルギーを独占企業から買うようになったのはついこの間です。自然の中で、人間は生きてこれていました。いつのまにか寡占企業から成るムラに支配される道を歩み続けていました。

世界で気づきを得た者から一緒に立ち上がるときが来ました。まずは目の前で起こっていることを点と点を結びつけて理解するところから。


人間の大地 犬飼道子
「人間の大地」犬飼道子著(画像)

前半はとくに、一見、陰謀説をB級SF仕立てにしたように見えるかもしれません。ですが、ここに出てくる事の半分は、私には30年近く前に読んだ犬飼道子さんのこの本「人間の大地」とダブります。登場する企業も一部同じです(根拠となる固有名詞や数値は出典付きで詳述してあります)。数は少ないですが、中古本が常に安価で出ています。非常に深刻な難民問題等をとりあげており、当時より悪化している現状が理解できます。希望が持てる結末であることもTHRIVEのドキュメンタリーと似ていますが。